第六話
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少し考えそのどちらも却下する。わざわざ今から手伝う理由もない。
それよりも先に戻って遅い夕食の準備をしようとレイフォンは足をアパートのある方角へ向ける。
「食事の用意をして待ってるってクラリーベルに伝えて置いて下さい」
宙でクルクルと端子が回る。了承したということだろう。
さて、何を作ろうか。
それを考えながらレイフォンは帰途についていった。
それから暫くして汚染獣撃退を告げる報告が告げられた。
シェルターから解放された人々は安堵と喜びに包まれ家に戻っていった。
錬金科や機械科などの生徒は破壊された規模を調べるために動いた。武芸者たちの怪我の治療のために病院は埋まり医療科の人間も総動員された。
疲れてはいたが皆、少しでも早く日常を取り戻すために事後作業を進めていった。
そんな中、生徒会より今回の戦いにおける物的被害が報告され、その復旧に伴う休業期間が告げられた。
そして人的被害の最後にそれは告げられた。
死者数、五十九名。
ツェルニに小さくない疵を与え、汚染獣との戦闘は終わりを告げた。
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