第二十八話 Sky Lagoon
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西暦21XX年。
人間的思考をもったレプリロイドと人間が共存し、繁栄している世界。
この世界には、2つの大きな組織があった。
電子頭脳に故障をきたしたレプリロイドを処理するための“イレギュラーハンター”。
大規模な災害時に迅速な対応をするために設置されたレプリロイドだけの軍隊“レプリフォース”。
両者はこれまでお互いに助けあい、協力しながら、それぞれの任務を行っていた。
そう、あの忌まわしい事件が起きるまでは…。
ある嵐の夜。
レプリフォース総司令官ジェネラルの館に、マントに身を包んだ謎のレプリロイドが訪れていた。
「イレギュラーハンターは人間に尻尾を振って、人間に危害を加えるという理由で多くのレプリロイドを始末している者共。危険だとは思わんか?ジェネラル、お前も分かっているはずだ。奴らは単に人間の言いなりにならないレプリロイドを破壊しているに過ぎない。」
ジェネラル「………。」
「やられる前にやれ!!ジェネラル、お前には奴らを倒すだけの強大な力がある!!」
ジェネラル「…お引き取り願おう。」
「…………」
ジェネラルは冷ややかに相手を見据える。
ジェネラル「人間を裏切る事は出来ん。帰れ!!二度と私の前に姿を見せるな!!」
「フフフフ…まあいい。じきに考えも変わる…フハハハ…ハーッハッハッハ!!」
笑いながら去っていく謎のレプリロイドを、ジェネラルは疑わしげに見つめていた。
ハンターベースのカプセルルームで眠っているゼロ。
「ゼロ…」
謎の声に起き上がるゼロ。
光の向こうに何者かのシルエットが見える。
「ゼロ…ワシの最高傑作……」
ゼロ「誰だ?」
「倒せ、アイツを!!わしの敵、わしのライバル、わしの生きがい…!!」
ゼロ「あんた誰だ?」
「行け!そして破壊しろ…あいつを!!」
ゼロ「待て…っ」
謎の人物を追おうとするゼロ。
しかし、その途端激しい頭痛に襲われる。
恐怖におびえるレプリロイド…。
どこかの研究所の内部…。
血まみれになった自分の手…。
何かの設計図…。
様々な光景が脳裏に浮かんでは消えていく…。
『緊急事態発生!緊急事態発生!!待機中のイレギュラーハンターはただ
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