第十五話 白と黒の姉妹その八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は麦を食べていればならない、このことは既に三人の知識の中にある。
「そして兵隊さん達も麦飯を食べる様になって」
「脚気にならなくなったんだな」
「そう、ただね」
「陸軍さんはそれを知らなくてか」
「一人頑迷に海軍さんの主張を退けている人がいたのよ」
「誰だよ、その頑固野郎」
「森林太郎といったわ」
菖蒲はクールな口調でこの名前を出した。
「当時の陸軍軍医総監よ」
「あれっ、確か」
その名前を聞いてだ、裕香が言った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ