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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第1話『二度目の出逢いと、雪姫の心』
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とか……!! 絶対やりすぎだったよー///

今になって恥ずかしくなってくる。顔が熱いし、胸がドキドキする。

──でも、向こうもあんなに赤くなっちゃうなんて。

自分としてはちょっとイタズラっぽくしてみただけのつもりだが、
あんなに狼狽えるというのは、もしかして彼には殊更妖艶に見えていたとかなのだろうか?

──まさかね。そんな訳ないか……

雪姫の外見を褒める声は珍しくない。
しかし雪姫としては、それを鵜呑みに出来ている訳ではなく、
コンプレックスからくる不信感があった。
結局のところ、本気で自分の美貌に自信がある訳ではない雪姫にとっては
そんな考えを肯定する事もできず、クスリと苦笑して。
勝手に進められていたオーディションの一件などで抱いていたモヤモヤは、いつのまにか消えていた。
そんな自分の変化には気づかず、雪姫は足取り軽く家へと向かうのだった。

─────────────────────────────────

その日の放課後。
計佑は赤い顔をしてまだ席についていた。
この日の午後は、度々昼休みの一件を思い出しては、モヤモヤとして過ごすハメになったのだった。

──くそっ・・・なにうろたえてんだオレ、いつまでも・・・あんなのちょっとからかわれただけだってのに。

「どした計佑。熱でもあんのか? 顔赤いぞ」
茂武市が話しかけてきたが、
「いや、なんでもねー・・・じゃーな茂武市」
今の顔を人にみられるのが嫌で、茂武市からも顔をそらしながらフラリとたちあがる。
「なんかホントに様子おかしいけど・・・気をつけて帰れよー」
友人の挨拶に片手で答えると、計佑は自転車置き場に向かった。

─────────────────────────────────

──ない!!??
「チャリがないっ」
チェーンで繋いでおいた自転車がなかった。
──えっ、盗まれ・・・あ!?
一瞬パニックになりかかったが、暗証番号を知ってる人間のことを思い出した。
いつもはまとわりついてくることが多い幼馴染。
今日はなぜか昼からさっぱり姿を見せていなかったが……
「アイツにきまってるーっ、なんのつもりだバカやろう!!」
すぐにまくらのケータイに電話をかける。つながった瞬間、
「おいてめ──」
プツッ。切られた。
ギリリと歯を噛みしめ、もう一度かける。
かえってきた反応は
『──おかけになった番号は電波の届かない場所にいるか、電源が入っていない──』
定番のアナウンスだった。
「っっのヤローーっっ!!」
まくらのチャリの存在を思い出すも、まくらの自転車はチェーンではなく鍵タイプだ。
そして当然計佑はその鍵をもっていない。

昼休み、先輩にからかわれてから悶々とくすぶり続けていた
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