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ファイナルファンタジーT
8話 『予言者と賢者達』
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は、白銀の長髪とその端正な顔立ちから、眠り姫のような王子にも見受けてしまう。

「良かった……、とりあえず大丈夫みたいだね」

「そ、そうでスねっ……」

 ひとまず安堵するシファとビル。


「 ────良くなったっつっても、またこうなるかもしれねェんだ。コイツが受けた[呪い]ってのを解かねー限りな」

「でもランク、あの人は[異空間]に追いやられたっていうし、捜し出す手立てもないんだよ?」

「そ、それに、源のクリスタルの事もありまスし、まずは大地が腐っていくのを止めないと……っ」

 二人の意見に、ランクは反発する。

「オマエら、コイツがこんな状態で旅続けられっと思ってンのか? オレを庇いやがったから、コイツは………。借り作ったままじゃ、シャクなンだよッ。────オマエらがクリスタルの輝きっての優先しようと、別行動してでもオレはガーランドの野郎見つけ出すからな」
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