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東方変形葉
変化と不変の入り乱れ
東方変形葉29話「久しぶりの月面旅行」
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さみみが集まってきた。
「またおもしろい話をきかせてください〜!」
「やった〜!またきてくれた〜!」
「こら、あなたたち。そろそろ稽古の時間でしょ。裕海とはそのあと話をしなさい。さあ、いってきなさい。」
依姫が言うと、は〜い、とうさみみたちが残念そうに戻っていった。
「ふう、この先のあの部屋で待ってて。お茶とお姉様を出してくるから。レイセンは稽古中だからまた後になるわ。」
今、さらっと自分の姉をお茶とセットで出すとか言わなかったか?まあそれは置いておこう。あの部屋か。
ガチャっと扉を開けると、すごく広い部屋があった。と、なぜか机の上に割れた水晶があった。
「きらちゃん、これ直せる?」
きらちゃんの能力は、再生を操ることができる。物限定。
「うん、この程度なら大丈夫だよ。それ〜!」
きらちゃんが両手を割れた水晶に近づけると、みるみる水晶が直っていった。
「ありがと、きらちゃん。あ、そうだ。ほたるちゃん、ここの館全体でどのぐらいあるかわかる?」
ほたるちゃんの能力は、域を操る程度の能力。使い道によってはその建物や土地の領域などを調べることができる。
「よゆ〜!・・・えーっと、5000人は余裕で入るくらいの広さだね。」
すげえ。ここって紅魔館より広いかもしれない。と、変な遊びをしていたら声が聞こえてきた。
「裕海〜!!あいたかったわよ〜〜〜〜!」
豊姫が飛びついてきた。・・・結果、鳩尾に入った。すっごい重い。
「ぐぬううう・・・」
「あら、どうしてお腹を押さえて唸っているの?」
天然なのか、バカなのかわからない。
「お姉様、はしゃぎすぎですよ。・・・うわあ。」
依姫が来た。ああ、この光景は依姫から見たらすごい光景なんだろうな。なにせ、さっききた友人が自分の姉の手によって倒された・・・という感じなんだから。



“痛覚の変化”をいじって痛みを抑えた。とりあえず、豊姫の頬を引っ張って仕返しをしておいた。ふう、すっきりした。不老だからか、頬がかなりやわらかかった。
「あ、そうそう。あなたにプレゼントがあるの!」
豊姫が違う部屋に行ってすぐに戻ってきた。
「はいこれ!!」
袋を渡された。
「ありがとう。ところで豊姫さん?どうして俺の膝に乗っているの?」
「え〜、すわり心地がいいじゃない。」
「こら〜!ここは私たちの特等席!」
「そ〜だそ〜だ!」
人形たちが必死にどかそうとしている。この子たちは100キロの岩だって二人の力を合わせれば持つことができるから、体重が軽いであろう豊姫はすぐに持ち上がった。
「あ〜ん、せっかく座ったのに〜。ところでさっきも気になったけど、この人形たちは誰?」
豊姫はしぶしぶ俺の横に座って質問した。
「俺の可愛い人形たち。はい、自己紹介。」
少し省略。

「で、この袋
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