少年は剣の世界で城を上るようです 第六層
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々な上非難囂々といった感じだ。
それもいつもの事なので、生返事で済ませて転移する。
視界が光に包まれ、次に晴れた時に見えた風景は飽きるほど見たボスの間とは打って変わり、
赤と白が基調の派手な街並みに、タンゴでも踊れそうな軽快な音楽が響いている。
「あら、中々いい所ね。ただ……今の気分ではないわね。」
「それには超同意。街の名前も分かったし家に帰るか。」
「・・・ん。」
アリアが眠たげに目をこすったのを合図に、来たばかりの転移門を使いミーシェに戻る。
そのゆったりしたBGMに俺達も眠気を誘われたのと同時、崩れ落ちたアリアをキャッチ&おんぶして、
牧場道を歩いて行く。・・・あまりの平和さに、先程の戦闘すら忘れてしまう。
「戦うのも楽しいけれど、こうしてるのも良いわよねぇ。そのうち何処か遊びに行きましょうか?」
「あぁ、それもいいな。後でサチに聞いて見よう。」
「ど、どうせなら水場が良いわよね?水着作れる職人ってどこかに居るわよね!?」
「はいはい、そういう魂胆ですか……。そっちはエギルにでも聞くよ。」
だらしなくなった顔のノワールを少々置いてけぼりにして、アリアを寝かせるべく早足で帰る。
嵐の前の静けさ、とな。まぁ、一度通ったのだから少しくらい待って欲しいものだ。
願わくば、だけど。
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