少年は剣の世界で城を上るようです 第六層
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―――ゥゥゥウウウウン!
「早速来たぞ!ノワール、合わせろよぉ!!」
「勿論よ、ぜぇぇったい外さないわ!アリア、カウント!」
「ん。・・・・・・いち、にの。」
「「さぁんっっ!!!」」
ドンッ!
号令に合わせ、ノワールがアリアと俺を"投擲"。その先は、飛んで来た女王の寸分違わず真正面。
どうやら決められたルート以外を飛ぶ事が出来ないらしい女王は羽音とも金切声ともつかぬ声を上げ、
今まで後ろに伸ばしていた鎌腕を前に向けると同時。その腕が――黄色に光る。
「両手長剣スキル?……はんっ!」
「・・・む、だ。」
キィィィ――!
鼻で笑った俺の鎌を足場に、同じく両手の武器を銀のライトエフェクトで包んだアリアが前に出る。
―――無限の剣技を内包したと言われるSAO。特にエクストラスキルと呼ばれている、ごく少数のみが
習得している数種のスキルには謎が少なからずあるのだが、アリアの"鉄扇"は最たるものだろう。
何故なら、熟練度800の時点で覚えたスキルは12。その半分以上が――
『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
「・・・"凪枯"。」
シャリンシャリン
「ナ〜イスだ娘よ!"色即是空-是"!!」
ザザンッ!
特殊スキル。攻撃上昇バフの"剣舞"、ソードスキルを受け流す"凪枯"。他、特殊な技が5つある。
そしてソードスキルを受け流された女王は強制的にブレイク・ポイントを作られた時と同じく硬
直。
その隙に空中ジャンプしアリアと交代し、羽を狙いX字に切り裂く。
相手の攻撃を弾く・攻撃を防御させる・・・方法は様々あるが、戦闘中に態と"間"を作り、仲間と連携する
高等テクニック、それが『スイッチ』だ。それを空中でやるなど、狂気の沙汰ではあるが。
さて、その沙汰によって・・・。
ドズゥン!
『ガァアッ!』
「早っ!!軍勢別けた意味無くねぇ!?」
「兵は拙速を尊ぶってな!!そら、殴れ殴れ!!」
『『『ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!』』』
ドガドガドガドガドガ! ボコバキズガバゴドズガキッ!
『――――キ』
落ちた女王に50名全員が群がり、今までの鬱憤を晴らすかのようにソードスキルを連発する。
幾らボスとは言えども、そこは昆虫種。女王が?いていた僅かな間でHPゲージを3割以上削った。
そして起き上がる挙動が見えたと同時、全員が後方に飛び退き、陣営を立て直す。
『キィィエァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
「おーおー、怒ってる怒ってる。こんな時はアレだな。『ねぇねぇww今どんな気持ち
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