第二十七話 正式
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クス「勿論だよ。君のために買ったんだ。特にゼロやルインなんか必死に考えたんだよ?」
ゼロ「余計なことを言うなエックス」
苦虫を潰したような表情を浮かべるゼロにエックスは笑みを浮かべた。
アイリスはリボンを解き、包装紙を丁寧に外して、白い蓋を開ける。
中には、ロケットペンダントが入っていた。
ロケットペンダントを開くとエックス、ルイン、ゼロ、アイリスの写真が入っていた。
アイリス「これ…」
ルイン「そう、あの時の写真。プレゼントは動く時邪魔にならないようにロケットペンダントにしてみました。」
満面の笑顔で言うルインにアイリスも笑みを浮かべる。
アイリス「ありがとう…こんな素敵なプレゼントを……」
エックス「気にしなくていいよ」
ルイン「私達も散々助けられたしね。ね?ゼロ」
ゼロ「ああ…アイリス。あの事件は、きっと俺達だけでは解決出来なかっただろう。お前が居てくれたからこそ、解決出来たんだ。お前はいいオペレーターだ。遠慮することない。自信を持て、お前なら大丈夫だ」
いつも寡黙なゼロが、ここぞとばかりに一気に言葉を並べた。
アイリス「(元気づけて……くれてるのよね……)」
ゼロの真っ直ぐな言葉に、アイリスは心が軽くなったような気がした。
アイリス「ありがとう、ゼロ。私、頑張るわね」
ゼロ「ああ」
そして2人で微笑みあった。
ルイン「よし、今日はアイリスのお祝いにご飯を食べに行こうか!!」
エックス「ああ、それもいいな。近くに店があったからそこで食べよう」
ゼロ「行くぞアイリス」
アイリス「ええ」
4人は並んで廊下を歩く。
彼らの絆は簡単に消えたりなんかしない。
エックスとゼロは仲良く会話しながら歩くルインとアイリスを見遣りながら足を進めた。
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