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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
67話:海水浴だよ、全員集合〜!(PARET3)
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(
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が『半分こ怪人』と称したぐらいなのだから、その異形さは一般人から見たら怪人とも勝るとも劣らない、とも言えるだろう。そういう意味では『バーコード』と言われてしまうのは、仕方のない…のだろう。
「そ、それでね。説明を続けると……士君はディケイド以外に、複数のライダーになれるの」
「ライ…ダー?」
「うん。士が変わる…『変身』する姿がライダーだって言うんだけど、それが今確認しているだけで十四種類はあるよ」
「十四も!?」
それにフェイトの言葉に、再び声を上げるすずか。
「それぞれにそれぞれの力があって、それを使って士君は怪人達と戦っとるんよ」
「へ、へ〜…」
自慢げなはやてに、まだ怪人を見たことがないカオルは何とも表現し難い表情をする。
「―――ぐああぁぁぁぁ!?」
その時、丁度空で戦っていたシグナムが砂浜に落下、士はその脇にゆっくりと着地する。
「……勝者、士」
「よし…これで、終わりっと」
クロノの宣言を聞いて、士は変身を解く。その時、ふと視線をなのは達に向けた。
「…なんでホワイトボードなんてあるんだよ」
「……ありがとうな、ツッコんでくれて」
砂浜にホワイトボードという異色の光景に思わずツッコミを入れ、はやてはそれに泣き真似をしながら礼を言う。
「あ、今皆に魔法の事や士君の魔法の事を教えてたんだ」
「おいおい、いいのかそれ?つか俺のも話したのか、俺の許可もなく」
「別によかったでしょ?」
「まぁそうだな、話されたからといってこれと言った問題もないか」
許可の云々は?と心の中でツッコむカオルと駆紋。しかしそれを口にしないのは、意味がない事がなんとなくわかったからだ。
「か、門寺。もう一度模擬戦を―――」
「どんだけ飢えてんだよお前は!?もうやんねぇよ!命令権は一度だけだった筈だろ!」
「な、ならヴィータ!お前の命令権で『シグナムとの模擬戦』を強制的に…!」
「ほんと大丈夫かお前!?」
「私はもう決めてるから、それはできない相談だ」
治療を受け後ろからやってきたシグナムと、模擬戦を見ていたヴィータもいつの間にか加わり、なんだかカオスな光景になりつつあった。
それを遠目で見ていたクロノは、やってられないとばかりにため息をつき、バニングス家の別荘のある方向へ帰ってしまう。
「ねぇねぇ、士君」
「な、なんだカオル…?」
そんな時、カオルが唐突に目を輝かせて士に近づいてきた。そのあまりの似合わなさと気持ち悪さに、士は思わず後ずさりした。
しかしそんな感覚は、次のカオルの質問を聞いた瞬間に一気に消し飛んだ。
「仮面ライダーって、なんなの?」
ピシリ、と士の動きが止まった。普段の彼ではあまり見られない反
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