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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
67話:海水浴だよ、全員集合〜!(PARET3)
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ら、ちょっとした世間話。シグナムの表情には笑みが浮かんでいる。まぁ俺も笑ってるんだけど。
「前回は水を差されてしまったが…」
そう言ってシグナムは剣で押し返し、後方へ飛び退く。
「今回は、全力でいかせてもらうぞ!」
「俺も全力でいきたいから、できれば飛行魔法は使わないでいただけると…」
「素直に聞くとでも?」
ごもっともなご意見で……
「わ〜、生で見ると凄いな〜…」
そう声を漏らすのは、ギャラリーの中で一番目を輝かせているカオル。その視線の先では、シグナムと士の剣の打ち合いが行われていた。
「…確かに、あれは凄い。シグナムとやらの剣筋もさることながら、それに勝るとも劣らない門寺の剣にも驚きだ」
何やら二人の戦いを食いつくように見ている駆紋が、手を口元に持って行きながらコメントする。
彼自身親の命令で武道や合気道などを習っていた時期があり、色々な武術を習得している。剣道もその内に入っており、彼はそう言った目線からこの模擬戦を見ている。
「でも、なんかイメージと違うね」
「そうね。私はなんかこう…魔法でシュピーンッ!とかいうイメージがあって……あんなドンパチやられても、なんか違和感があるような…?」
すずかとアリサも、それぞれ思った事を述べる。二人の意見を聞いた魔導士三人は、そうかもしれないと苦笑いに近い表情をする。
「まぁシグナムはベルカ式やし、士君もミッド式にしては変な戦い方するし…」
「はやてちゃん、ベルカ式って?」
「あっ、皆にはまだ説明してなかったね」
なのはがそう言って、魔法の事に疎い四人に説明しようとした時、
「はいは〜い!こんな事もあろうかと、ホワイトボードを用意してみました〜」
「お姉ちゃん…なんでそんなものまで…」
「い、いや…私も気になっちゃって」
あはは、と頭を掻きながら小さく笑う美由希。どうやら彼女も、魔法の事を気にしていたらしい。
いつの間に、とか、どうやってか、などは聞かないでおこう。なのは達三人は心でそう決めて、ペンを手に取る。
「じゃあ、説明していくね。まずは私達の使う魔法には、大きく分けて二種類あって―――」
「でりゃぁ!」
「はぁっ!」
ギンッ、ガンッ!と金属音が響き渡る。振るわれる二振りの剣は、日光を反射して刀身を光らせる。
「ふっ、はぁあっ!」
「だから飛ばれるとやり難いっての!」
〈 ATACK RIDE・SLASH 〉
上空より落下しながら剣を振り下ろすシグナムに対し、士はカードを使って迎え撃つ。
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