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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
67話:海水浴だよ、全員集合〜!(PARET3)
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ら、絶対にサボったりするな』という訳ではなく、『今から模擬戦したいから断るな』という命令のつもりのようだ。
実際それはマズい。この旅行には日々の疲れを取りに来ているのだ。模擬戦なんてやっていられるか。それに魔法の事とは無関係の人までいるんだ、そんな中やるのは―――
と言い訳をつらつらと述べるが、シグナムはすぐに笑みを浮かべ、それなら問題ないと言ってきた。
どういう事だ?と問うと、首の動きで俺の後ろの方を示してきた。振り向くとそこには、何やらキラキラと輝く―――複数の目線。
目を輝かせるのは、アリサやすずか、カオルに美由希さん、さらにはフェイトの五人。どうやら後ろで今の話を聞いていたらしい。
『前々から、魔法って言うの見たかったんだよね!』
『『『うんうん』』』
『シグナムと士の模擬戦…見てみたい!』
止めてくれ、マジで止めてくれその「私、気になります!」的な視線。マジ止めてほしい。
だがしかし、いくらプライベートビーチだからとはいえ、管理外世界で模擬戦だなんてあのお堅い執務官殿が許す訳が―――
『面白そうだから、やってみるといい』
おいテメェ、何こんな時に限って不真面目なんだよおい!ふざけやがって、何面白がってんだよ!
シグナム、テメェもテメェだ。何そら見ろとばかりにドヤ顔してんだよ!なんだよなんだよ、何だってんだよぉ!畜生ぉ!
とまぁ、流れはこんな感じだ。
目の前にいるシグナムは、もう見るからにやる気満々。こっちは溜息しか出ない。
「ルールは時間無制限の模擬戦形式。どちらかの気絶、および戦闘不能またはそれ相応のダメージ、魔力切れのいずれかで終了だ。フィールドは今張られている結界内。双方非殺傷設定にしていると思うが、二人共武器を使うから怪我には気をつけてやってくれ」
「あぁ」
「りょ〜かい」
「それでは……始めっ!」
それだけ言い残し、クロノは離れていく。
だが、すぐに剣がぶつかり合う事はない。シグナムはゆっくりと柄へと手を伸ばす。俺は剣となったライドブッカーの刀身をなぞる。
ギャラリーの方は、先程までの盛り上がりムードが一気に冷めていくのが、離れていてもわかる。こちらも段々と空気がピリピリとしてくる。
お互いの状態が、前のめりになっていく。足に、腕に、体に。段々と力を込めていく。目の前にいる相手に、全力をぶつける為に。
―――刹那
―――ダンッ!
「「はあああぁぁぁぁぁ!!」」
俺とシグナムとの距離は一気に縮まり、互いの剣がぶつかり合う。辺りに響く金属音、それがより一層、俺達の緊張感を高め、心を高揚させる。
「こうして剣を交えるのは―――何年ぶりだろうな」
「四年ぐらいじゃ…ねぇか?」
剣をすり合わせなが
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