エピローグ:人は何の為に
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感じながら、
――――ああ。そっか。そうなんだね……。
ボクは知る。
人は、傷つき、傷つけあう為に生きているのではなかった。
それは、疑いあうわけでも、争いあうわけでも、憎みあうわけでも、恨みあうわけでも、嫌いあうわけでも、貶めあうわけでも、避けあうわけでもない。
世の中はいまだ冷たく、ひどい人がいるのも事実で、人々は誰しもが信じ合えるものではない。
それでも、ボクは知る。
そこに流される涙は、全てが冷たいものではないということを。
――そこには、あたたかな涙も流されているのだということを。
そして、ボクは強く心に刻む。
人は何の為に生きているのかの答えを。
人は――いや、
生きとし生ける、全ての心は、
愛し、愛されるために、生きている。
(終わり)
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