第十六話 月光に包まれて
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」
アルティナは目を丸くした
ジルベール「今のアルティナの想いを聞いてさ、恋人として好きになってくれたのに…俺は仲間として好きなんて言ってさ…あの後レイジから唐変木って言われて…ははっ…俺って最低な男だな…」
ジルベールは自嘲気味に笑いながら言った
アルティナ「そんなことないよぉ…」
ジルベール「アルティナ…って!?」
ジルベールがアルティナを見ると、涙を流していた
アルティナ「ジル…いつも優しくて…格好良くて…とても強くて…ぐすっ…そんな…悪い男なんて思った事一回もないよ…だって…あたし…素直じゃないけど…いつも心の中では…ジルの事大好きなんだもん……あたしこそ…いつも意地張ってばかりで…ごめんなさい…」
ジルベール「アルティナ…」
ジルベールは上半身だけ起こし、アルティナを抱き締めた
アルティナ「むぎゅ…えっ!…あ、あの…ジル?」
ジルベール「もう謝らないで…そうやって被らなくても良い罪を被るなんて…しなくても良いよ…」
ジルベールはアルティナを強く抱き締めながら言った
アルティナ「で、でも…っ!?」
ジルベールは顔をアルティナに近づけて、アルティナの唇を奪った…
アルティナは自分がキスされていることに驚きと嬉しさが混じり合って、顔が一気に赤くなった
やがてジルベールのキスが終わり
ジルベール「俺は…家族以外の女の子に…こんなに心を許した覚えは無かった…」
アルティナ「え?」
ジルベールはアルティナの胸に顔を押し付けて
ジルベール「こんなに…安心出来たのは…初めてだ…アルティナ…これからも一緒に…一緒に居てくれ…俺も好きだ…今は仲間としてではなく、女の子として大好きだ…」
アルティナはジルベールの頭を抱き締め
アルティナ「あたしも好き…大好き…ジルの事大好き…愛してるよ…ジル…」
そしてもう一回、二人はキスをした
満月の照らす光は二人のキスを艶かしく照らしていた
やがてキスが終わり
ジルベール「アルティナ…月が綺麗だ…」
と窓から見える月を見た
アルティナ「本当ね…綺麗…」
二人は抱き合って、満月を見ていた
それは、恋人のような雰囲気であった…
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