第十六話 月光に包まれて
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り過ぎだろうがあぁぁぁぁぁッ!」
怒りを含んだ叫びと共にジルベールはそのいじめっ子を滅多打ちにした
ジルベール「ナハト流・煉獄掌!」
最後は強烈な正拳でそいつをぶっ飛ばした
そしてジルベールはぶっ飛ばした奴のポケットからアルティナのペンダントを取り出し、アルティナに渡した
ジルベール「はい、君の宝物だよ」
アルティナ「あ…ありがと…」
いじめっ子達を懲らしめたジルベールはアルティナと一緒に歩いていた
アルティナ「あ…あの…その…ありがとうございます…そして…ごめんなさい!」
ジルベール「謝ることはないよ…君こそ…大丈夫?」
とジルベールが言ってきた
アルティナ「あ、うん…大丈夫…でも、左手…」
とジルベールの血塗れの左手に目を向けたアルティナ、痛々しい状態で不意に涙が出てきた
アルティナ「ごめんなさい…ごめんなさい…ぐすっ…私のせいで…左手…」
と泣きながら謝った
ジルベール「大丈夫、何とも無いから」
と平気な顔で返してきた
アルティナ「痛くないの?」
ジルベール「普段の稽古の方がよっぽど痛いさ」
アルティナ「稽古?」
ジルベール「ん?ああ、まあそう言うことだ」
自然と会話が弾んでいたジルベールとアルティナ、アルティナ自身他の男子とまともに話したこ事が無かったのである
そしてアルティナの自宅に着き
アルティナ「あの…その送ってもらって…護ってくれて…ありがと…」
ジルベール「礼なんていらないぜ、誰かを助けるってのは人として当然の事だからな」
とジルベールがゆっくりと立ち去ろうとするが
アルティナ「あ、あの…待って!」
ジルベール「?」
アルティナに呼び止められた
アルティナ「あの…えと…その…」
アルティナは顔を赤くして
アルティナ「私と…その…友達に…なってくれませんか…?」
ジルベール「友達に?」
アルティナ「私…ずっと友達いなくて…その…無理なら良いです…」
ジルベールはアルティナの手を取って
ジルベール「勿論良いぜ」
アルティナ「えっ?良いの?」
ジルベール「ああ、それより…君の名前…教えてくれないかな?」
アルティナ「アルティナ…アルティナ・シュトラーフェよ」
ジルベール「アルティナか…俺はジルベール・ナハト…ジルでも良い…」
アルティナ「うん、じゃあまた明日…」
ジルベール「またな…」
その日を境にアルティナはジルベールに対して特別な思いを抱くようになったのである
そして今
アルティナは思い出をジルベールに聞かせる様に優しく言った
ジルベール「う…うん…ここは…?」
丁度話が終わった時にジルベールが
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