変化と不変の入り乱れ
東方変形葉27話「夢幻泡影」
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少しだけ時間がたった。光線や光弾が飛び交うが、俺は余裕の表情をみせていた。
「くっ!?なんでお前、そんなに元気なんだっ!?」
魔理沙の消耗は激しかった。まあ、こっちもこの先会うであろう強敵と戦うことになるだろうから様子見をしていたから、あまり攻撃をせずに疲労を待っていたが。さすがにあれだけ光線をぶっ放していればこうなるのも必然。
「俺はいつでも元気だぞ?さて、そろそろ終わりにしないとまずいからな。」
神変「千変万化の花畑」
とても美しい花畑が魔理沙を襲う。一撃で仕留めるなら光線だが、相手は疲労している。判断力、集中力、感覚、勘などそれらがもう保てなくなる。この弾幕は誘導性能が優れている。
「はあ、はあっくっ!?わあああああああああっ!?」
よし、なんとか倒した。
「あらあら、あなたはまだ落ちてなかったのね。さすがといえばさすがなのかしら。」
声がした。振り向くと、よくわからない服を着た女性、永琳がいた。たしか力は幻想郷トップクラスだったような。
「俺はしぶとく、粘っこいだけだよ。悪いけど倒させてもらう。」
「月の頭脳相手に大した度胸ね。いいわ、倒せるものなら倒して見せなさい!」
神符「天人の系譜」
光線の網を張られ、動きが制限される。その範囲内で弾幕をよけなければならない。しかもその弾幕が超高密度だし。
「さあ、まさかもうお手上げだなんて言わないわよね?」
「言わないよ、永遠に。『恐怖の眼』『威力の変化〜鬼〜』」
スキルカードを同時発動。永琳の死角に、目玉がぎょろぎょろしているスキマを開く。そこから、後者のスキルカードによって、眼から出る光線がとんでもない威力になる。
「あら、こんなところに。えいっ」
なんと、弓ではじいちゃいましたよ、この人。
「いい?私に死角なんていう甘いものはないの。何一つ」
ふうん?抜け目ないな。だったら、
「ないなら作ればいいんだね。」
幻覚「妖しき火に誘われた妖鳥」
「っ!?」
俺の周りには妖しい色の火がくるくると回っている。それをめがけて高速弾が渦をまきながら飛んでくる。
ちなみに、あの妖しい火は生物の意識も誘われるため、集中力、忍耐力などが試される。
「な、なによこれ・・・っ!」
永琳が弓を引こうとしても、地味に隙を与えない不断の弾幕であるため、なかなか攻撃できない。地味にすごいスペカ。さて、もうひとつ。
「今度は当てるよ!『恐怖の眼』『威力の変化〜鬼〜』」
永琳の意識が向いていないと思われるところに配置する。
「し、しまった!!きゃああっ!」
被弾。だけどこれは近接扱い。だからこその後者のスキルカード。
「いったああっ!やってくれるじゃない。私も本気を出すわよ!今なら輝夜が見ていないから本気を出せる!」
ん?輝夜を“姫様”と呼んでいたよ
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