暁 〜小説投稿サイト〜
ストライク・ザ・ブラッド 〜神なる名を持つ吸血鬼〜
観測者たちの宴篇
25.神意の妹
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よ。それはまた今度、ゆっくり説明してやるから──」

 殺気だった浅葱に詰め寄られ、彩斗と古城は必死に誤魔化す。

「あんたたちね……それであたしが納得すると思ってるの?」

「……とりあえずは、いまは無理にでも納得してくれ」

「あんたには、他にも聞きたいことがあるんだから覚悟しなさいよね!」

 突然、浅葱は古城からターゲットを浅葱に変えて詰め寄ってくる。
 彩斗はなんのことだか検討がつかない。
 それを考えてるうちに浅葱が人差し指を勢いよく立てて宣言した。

「いいわ。条件つきで、サナちゃんのことをあんたたちに任せてあげる」

「「……条件?」」

 猛烈な悪寒が、彩斗と古城に走る。浅葱は絶対に手放さないと言わんばかりにサナを強く抱きしめ、そしてきっぱり宣言した。

「彩斗たちと一緒に行くからね。あたしも」

 なに、と天を仰ぐ彩斗と古城と、再び笑い出すヴァトラー。
 まだ、“波朧院フェスタ”は終わらない。
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