宮藤芳佳
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んて、うれしいな。でも私は考えを変えたくはない。
「知香。約束する。だから待ってて。」
「ぜったい、絶対帰って来てくれる?」
「もちろん!」
笑って見せているものの、笑顔だとすぐにわかる笑い方だった。
「理恵。待ってるから。いつまでも待ってるから!!」
ありがとう知香。でもごめんね。きっと約束は守れないと思う。
〜滑走路〜
「まさか自分から訓練はしたいというやつがいるとはな。なかなか感心するな」
「里山さん。頑張りましょう」
気合いが入ってるね。ん?なんか聞こえるけど、なんだろう?
「根岸!どこに行くつもりだ!!!」
私は格納庫に目をやると、そこにはストライカーユニットを履いた理恵がいた。
「理恵。どこか行くの?」
私はふとそんなことを聞いていた。
「散歩だよ。さんぽ」
「・・・そうなんだ。気を付けてね」
「うん」
何かある。理恵は私になにかを隠している。それはなんなのかまではわからないけど。でもそれは理恵にとって大切な思惑があるはず。
「根岸理恵。出ます!」
ストライカーユニットの音はいつもと違いとても大きな音を出していた。その事は理恵も気付いているとは思うけど、理恵はなにも動ずることなく離陸して行った。
「またね、理恵」
私は静かに口ずさんだ。
〜軍上層部〜
「はぁ〜。連合軍の上層部だから、少しは
まともかと思いましたけど、結局は利益が
ほしいだけのようですね♪」
私は目の前にいる男に向かって言ってやった。彼の名前はトレヴァー・マロニー。一様ストライクウィッチーズの上官らしい。
階級は確か大将だったはず。
「何を言っている。私は世界のためにだな、魔女に頼らない兵器を開発しているだけだ」
「それはどうだか。とにかく、この事は世界に晒させて頂きます」
「そんなことが出来るかな?」
何を言ってるの?ついに頭でもおかしくなったのかな?
「これを見てみろ」
私は彼が投げてきたものを見て驚きを隠すことは出来なかった。
「これでも私に文句言えるかな根岸理恵中佐」
「卑怯もの」
「なんとでも言えばいい。先ほど私のことを利益がほしいだけの人だと言っていたじゃないか」
クッ。本当に最低だ。まさかこんな人がいるなんて。
「さて。話を変えようか」
「私からは話すことなんてなにもない」
「立場を考えたまえ。君に拒否権があると思っているのかな?」
本当。どこの軍でも上層部は最低だ。
「君に仕事を頼みたい」
「なんの」
「簡単な仕事だ」
簡単だと言われても。
「君は
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