第二十六話 邂逅
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にイレイズしたレプリロイドの修復処置も出来ない状態で、そのうちシグマのせいではないかという噂まで流れ始めた。
アイリスは早期解決をただただ祈るばかりだった。
そして今日も大分慣れてきた足取りで、部隊へと向かう。
ルイン「アイリス」
アイリス「ルイン副隊長、おはようございます」
部屋に入るなり、ルインがアイリスの元へ歩み寄る。
ルイン「ついさっき上層部から連絡があって、アイリスにはある特別チームに入ってもらいたいの」
アイリス「特別チーム……?」
ルイン「私も詳しくは聞かされなかったんだけど、とにかく急いで会議室に行ってくれないかな?」
アイリス「は、はい、分かりました」
アイリスは返事するなり部屋を飛び出した。
会議室前に着いたルインとアイリスは会議室に入ると中にはエックスとゼロがいた。
ゼロ「遅いぞ」
ルイン「ごめんごめん。ところで何なの?」
エックス「ルインもアイリスも知っていると思うけど…」
エックス達はアイリス達を部屋の中央まで招き寄せると、傍にあったコンピューターの電源を入れた。
モニターに、巨大な研究所を有した島の映像が流される。
エックス「プログラムが消滅して機能停止する、イレイズ現象。」
ルイン「なるほど、あそこでイレイズ現象が起こってるんだね?」
ゼロ「そうだ。俺とエックスとルイン、そしてアイリスの4人のチームだ」
アイリス「わ、私がですか!!?」
自分を指差しながら言うアイリスにゼロは肯定の意味で頷いた。
ゼロ「そうだ。お前の噂は俺の部隊にも届いている。的確なオペレートで作戦の成功に貢献しているってな。今回も頼むぞ」
アイリス「ええ…?」
自分は普通に課題をこなしていただけだというのに…。
アイリス「私、研修生なんですけど…」
ルイン「研修生とか関係ないよ。君がハンターベースのオペレーターより優秀だから上層部から指名を受けたんだ。しっかりしなさいアイリス。」
アイリス「は、はい…」
仕事モードのルインに咎められたアイリスは俯く。
エックス達はイレイズ現象が発生したことにより、無人となったラグズランド島はすっかり生きている音を失っていた。
ルイン「静かだね。」
ゼロ「ああ、だが静かでやかましくない島。そんなのもいいかもな」
エックス「前に来た時はもっと賑やかだったんだけどね」
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