第二十六話 邂逅
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
リフォースのカーネルはご存知ですか?」
アイリス「あ、はい」
というか自分の兄である。
ディザイア「その…まことに言いにくいのですが…、エックス隊長はカーネルとの模擬戦で長期間の間、エネルギーの補給が出来なかったものですから…エネルギー切れ寸前で急遽、医務室に移送されました」
アイリス「(兄さーん!!?)」
確かに兄もエネルギー切れ寸前の状態で戻ってきたが、まさかエックスまでもが、アイリスはエックスに対して心底申し訳なく感じた。
ディザイアはアイリスの様子を見て、尊敬していた上司が迷惑をかけたことにショックを受けているのだと解釈したようだ。
ディザイア「まあ、隊長は気にしてはいないようなのであなたも気にしなくてもいいですよ」
ディザイアのフォローもアイリスには聞こえなかった。
ハンターベースのトレーニングルームで隊長代理となっているルインの指揮の元、戦闘訓練が始まっていた。
ルイン「横の回避ばかり使わないの!!いい加減、縦の回避も覚えて!!ジャンプやローリング、一時停止なり減速なりバックステップでもいいしスライディングでもいい。回避パターンを読まれると戦場では死ぬよ!!」
「は、はい!!」
「ギ、ギブアップ…」
ルイン「そこ!!」
「は、はい!!」
音を上げはじめた隊員にルインの怒声が上がる。
ルイン「イレギュラーがそんなこと認めると思う?嬲り殺されるよ………死にたくないなら生き残る術を磨いて、君自身の為にもね。」
「わ、分かりました…」
ルイン「そしてディザイア、君はもう少し攻撃の手数を増やした方がいい。サーベルの出力に頼っている部分があるからね。サーベルのリーチを活かした連続突きとかも使えるようになって」
ディザイア「分かりました。」
アイリスは普段のルインからは考えられないくらい厳しい指導に目を見開いていた。
それから1週間。
アイリスはルインから与えられた課題を次々と卒なくこなし、ハンターベースでも一目置かれる存在となった。
しかしこの頃、他の部隊でも慌しい様子が目立ってきて、何かあると感じずにはいられなかった。
やがてアイリスの耳にも、ある事件の話が飛び込んできた。
イレイズ現象。
レプリロイドのプログラムが突然消滅し動かなくなる事件が起きたというのだ。
前例の無い事態に、ハンター側も手を焼いているという。
原因不明のため予防処置も、既
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ