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東方喪戦苦【狂】
二話 無駄な出費
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)った少女に名を聞いた。

少女は低い声で言った。
「アゲハ???????あなたと一緒、暇潰しの道具?????」

少女の白くて細い腕には、いつの間にか刀が握られていた。

「気を付けろよ!」
人体改造(じんたいかいぞう)ッ!!』
俺は骸の肩に触り、注意をしてから能力を使った。

「うお!腕と足の付け根らへんから刀が!」
骸の身体を改造して、任意で刃を出せるようにした。


幾斗が俺を見て、不適な笑顔をしてきた。


…うわぁ…


骸が戦闘を始めているが、俺は、団子食ってた。





「うまいうまい。」
流石だ…高いだけあって他の団子とは違う!!


この柔らかい弾力に、濃厚なタレがマッチしている。

甘さも控えめでカロリーに気を使っているのだろう。


だがしかし…なんだ?この後味は…?


なにかが明らかに違う!!



…ん?ああ。戦闘終わってる。



アゲハは、腹部から出血していた。

「かはぁっ!」
アゲハは倒れこんだ。

「死にはしない、加減した」
骸は腕を下ろした。

俺の腕と足の付け根らへんの刀は、消えた


ふむ。団子食ってて見てなかったけど中々強いな。


しかしそのアゲハってやつ…まだ終わらなそうだな。



しかし…あなたと同じ暇潰しの道具…か。


どうやら…転生者は、骸だけじゃないらしい。


…暇潰しの道具…か…


何か…裏があるな…



…いいねぇ…いい展開だ。


最高に俺好みじゃねぇか…
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