第131話 孫家の人々
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下になりたいという奇特な人物がいるとは思えません」
「行ってみないとわからないだろ」
「それはそうですけど」
「とりあえず行ってみな。南陽郡大守・袁公路がどんな人物で、南陽郡がどのくらいの賑わいかを蓮華の目で見てきてほしい」
孫堅は何か一物のある悪人じみた表情を浮かべ孫権を見た。
「人材探しは二の次ですか?」
「いや。南陽郡の様子を見るのはものの序ででいいよ」
孫堅の表情に孫権は人材探しにかこつけた現地視察を任されたと感じ確認した。しかし、孫堅は孫権にひょうひょうと答えた。
「序でですね。わかりました」
「頼んだよ」
孫権は「序で」ではないと分かっている様子だったが孫堅にそれ以上何も言わなかった。孫堅も楽しそうな笑みを浮かべ言った。
「母様、雪蓮姉様。私が留守にしている間、しっかり仕事をしてくださいね」
「安心しておくれ」
「任せておいて」
孫権の言葉に孫堅と孫策は満面の笑みを浮かべ返事する。その態度に孫権は心配そうに二人を見ていた。
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