マクロスF
0681話
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の方がいいと思うが」
「オズマ隊長のファイヤーボンバー好きも相変わらずですね」
ギリアムが苦笑しながらオズマにそう告げ。オズマはそれが当然とばかりに胸を張る。
「でも実際、シェリルのコンサートのチケットはかなりのプレミアが付いているらしいぞ? ほら見ろ」
そう言い、携帯を操作していたクランがその画面を俺達の方に見せつけてくる。
オークションか何かのページなのだろう。シェリル・ノームのコンサートのチケットの値段が際限なく上がっていっている。
「うわ、この値段とか下手をすれば車とか買えますよ?」
クランの携帯の画面を覗いたルカが思わずといった様子で呟く。
そのルカの言葉に、ミハエルが苦笑を浮かべる。
「ま、実際にシェリルは魅力的だしな。一目でも生で見たいと考えても不思議じゃないさ。アクセル、お前もそう思うだろ?」
「そうだな。確かに魅力的であるのは認めるし、何と言うか華みたいなものを持っているのも感じるよ」
そんな俺の言葉に、ミハエルは意外そうに目を見開く。
「へえ、お前くらいの年齢ならシェリル程のいい女を見れば熱中するかとばかり思ってたんだけどな。少し意外だよ」
「まぁ、確かにいい女なのは俺も異論は無いが……」
「男好きのする身体ですよねぇ」
「……ルカ、お前……」
俺の言葉の影に隠れるようにしてポツリと漏れたその言葉だったが、周囲の者が聞き逃すような事は無かった。
オズマの言葉に、一瞬しまったというように表情を固めるも、次の瞬間にはミハエルがルカの肩を強引に何度も叩く。
「なるほど、ルカは胸に興味津々なのか。だからこそナナセが気になっている訳だ。確かにあの胸は凶器だからしょうがないな」
「ちょっ、ミ、ミシェル先輩!?」
「今のクランにはどうやっても手が届かない境地のあの胸」
「ミ、ミ、ミ、ミシェルーっ?!」
ミハエルの口から自分の体型を貶すかのような言葉がでたその瞬間、席を蹴って跳び膝蹴りを食らわせようとしたクランだったが、ミハエルにあっさりと受け止められる。
「ん? どうしたんだ? 俺は事実しか言ってないが」
「くっ、このっ、離せ卑怯者め! 私だって、私だってなぁ……ゼントラン化すればシェリルに負けないんだぞ!」
そんな様子を見ながら、思わず頷く。
確かに何度か巨人化したクランの姿を見た事があるが、そのボディラインは自慢するだけのものがあったのは事実だ。
とは言っても、クランが好意を抱いているだろうミハエルを誘惑するには巨人化しなければいけないというのが最大の問題だろうが。
「……そう言えば、ですね。オズマ隊長に提供して貰ったソルプレッサとかいう機体、かなりの拾い物だった事が判明したんですよ」
これ以上クランとミハ
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