マクロスF
0681話
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に暮らしていてシェリルの歌を聴かない日はないとまで言われてるんだが……どうやらアクセルはその例外だったらしいな」
「へぇ、随分と大袈裟というか、有名人なんだな」
クランの言葉にそう返すが、それが当然と言わんばかりに頷く周囲の者達。っていうか、オズマ。お前も頷いているけど、俺がそのシェリルを知らない理由をお前は分かってるだろうが。
「俺はそれ程歌とかに興味は無いからな。そういう奴もいるさ」
「だからって、シェリルを知らないってのは普通無いぞ」
俺の隣に座っていたギリアムが呆れた様に呟く声を聞きながら、どこか話を誤魔化すようにTVへと視線を向ける。
そこでは次々に衣装を変えながら何曲もの歌を歌い続けているシェリルの姿がある。衣装の他にも髪の色とかも変わってるんだが……どうなってるんだ、あれ? だが……
「そうだな、シェリル自身については殆ど知らなかったが……確かにこうして聞いてみるといい歌だよな」
「そりゃあシェリルだしな」
ミハエルの言葉に周囲は頷く。
いや、何でもかんでもそれで済ませるなよ。
「ちなみに1月後にシェリルがこのフロンティア船団に来るんだけど……それも知らないの?」
「へぇ、そうなんだ。なら騒ぎになりそうだな」
「それはもう、大騒ぎになりますよ。更に僕とミシェル先輩はそのシェリルのコンサートでアクロバット飛行をするんですから」
「……普通、そういうのって本職の奴がやるんじゃないのか? いやまぁ、お前達2人は本職と言えば本職だろうが」
それでも表向きはS.M.Sに所属している事を隠してパイロット養成コースの生徒でしか無い筈だ。それで、よくそんな大物のアクロバット飛行をやる事になったな。
「俺達の実力のおかげ……ってのも当然あるが、一番の理由はEX-ギアを使えるからってのもあるな。当然本職の中にもEX-ギアを使える奴がいるけど、色々とバッティングしてこっちに回されてきたらしい」
「なるほど」
そうは言っているが、今TVに映し出されているシェリル・ノームというのが本当に言われている程に大物なら、恐らくバッティング云々じゃなくて何らかの理由がある……そう考えるのは俺の考え過ぎか?
どのみちその辺は俺に関係無いんだろうし、こっちに被害が無ければ別に構わないが。
あぁ、いや。でもこの世界がマクロスの世界だとしたら、やっぱり歌が何らかの重要な要素を持つのは間違い無いだろうし、そうなれば、多分シェリルってのもマクロス世界で定番の3角関係の1角だったりするのか?
オズマに聞いた話を考えると、このマクロスフロンティア(仮称)の世界ではバジュラとの戦いが主になる話だと思うから恐らく間違い無いだろうし。
「シェリルなぁ。……俺としては良く分からん。ファイヤーボンバー
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