第五章 StrikerS編
第百七十一話 『外伝19 戦慄の影響ゲェム(後編)』
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は漢がすたる! 食べきってみせる! 強化開始!!」
食道と胃を強化して士郎は一気にスープを喉に流し込む。
何度か苦悶の声を上げるが士郎はなんとか飲みきった。
そして、笑みを浮かべ、
「ふ、私を倒したければこの三倍は………グフッ!?」
椅子に座り、士郎はお腹の痛みに必死に耐えているという無残な光景がそこにはあった。
だがしかし、それで士郎の漢度がさらに上がったのは言うまでもない。
なんせ女性スタッフ数名がその男気に頬を赤く染めているからであるからだ。
「うー……次はあたしですね。いきます!」
スバルがルーレットを勢いよく回す。
そして出た内容は、
―――『ツッコミ(物理)を幸運Eの人にする』。
「えっ!? 戦闘機人モード!?」
――IS、振動破砕発動――
「なっ!? ぐふぅっ!?」
なぜか士郎のお腹に拳が吸い込まれていき、士郎は思いっきり吹っ飛ばされていた。
先ほどのスープからの追い打ちはかなり鬼畜である。
「あああああっ!? 士郎さん、ごめんなさーい!?」
スバルが慌てて士郎に駆け寄っていく中、やっと一巡目最後の人物であるシホの出番がやってきた。
「なんか最後ってのも、嫌よね?」
「シホちゃん、頑張って!」
「ええ、なのは……」
そしてシホが回すのであった。
出たマスは、
―――『一日、二十歳歳をとる』。
「はぁ……」
シホは色々と諦めた。
次の瞬間、シホは煙に包まれる。
一同は二十年後のシホがどんな姿になっているのか期待半分不安半分で見ていた。
だが、結果は、
「あれ……? シホちゃん、全然変わっていないね……?」
そう、全然変わっていなかったのだ。二十年も歳をとればいくらか衰えるものだがシホはシワ一つなく美貌を保っていたのであった。
(こんな形で証明されるなんてね……)
シホは内心でそんな事を考えていた。
◆◇―――――――――◇◆
……それから一日かけて何度も酷い目にあいながらもシホ達はなんとかゴールすることができた。
もうこんな事は二度とゴメンだ、という感想が全員の総意であった。
ちなみにマジカルアンバーはとても愉悦そうな表情をしながらも「いつかまた来ますねー」と言ってその場を後にしたのだった。
シホ達的には『二度と来るな!』が感想であったのは言うまでもない事であった。
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