第五章 StrikerS編
第百七十一話 『外伝19 戦慄の影響ゲェム(後編)』
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れてメカ○翠やらネコ○ルク、赤い髪の悪魔といったどこかで見たことあるような生者共に追いかけられるハメになるのであった。
特に『兄さ〜〜〜ん』と赤い髪を振り乱して襲いかかってくる鬼には絶対に捕まってはいけないという強迫観念が志貴をより一層走らせる。
ちなみに時間制限がないことから、ゲェムが終わるまで逃げなければいけないのだろう。哀れ……。
志貴が地下に落とされている間にネロがルーレットを回していた。
内容はというと、
―――『魂の相棒と共に熱唱する』。
「ふむ? 魂の相棒とな……?」
「いくわよ、セイバー! 今こそ私達の出番の時よ!」
いきなり現れたなぜか角や尻尾を生やしている女の子がネロとともにマイクを持つ。
「よくわからんが、いくぞ!」
「やばい!?」
シホ達は咄嗟に耳を塞いだが、それも意味をなさず、
「「余(私)達の、歌を聴けぇーーーッ! ぼえ〜〜〜〜〜♪」」
『うわぁぁあああああーーー!?』
ネロと謎の女性のデュエットにより音波口撃によって一同の阿鼻叫喚の叫びが上がる。
そして後には死屍累々の光景が展開されたのは言うまでもないことである。
それからなんとか復活した一同は次の番であるライダーの出番になり、
「(なぜでしょうか……? かなり嫌な予感がするのですが……)」
嫌な予感がしながらも律儀に回すライダー。
そして、
―――『ゴルゴン神殿で姉達にいびられる』。
「ッ!? いやぁぁぁああああああーーー!?」
ライダーの姿は掻き消えてしまった。
すずかが「ライダー!?」と叫ぶが帰ってこないことから志貴と同じ条件なのだろう。
幸運Eは伊達ではない。
「やっと、私の出番か……」
「パパ、頑張って!」
「任せろ、ツルギ!」
―――『とある竜娘の作ったスープを完食する』。
そして士郎の目の前に出されたスープは……、なんというのか表現できないものであった。
グツグツとマグマのように泡を上げていて、士郎の脳内では『ニゲロニゲロドアヲアケロー』と衛宮切嗣の声が聞こえてきたとかなんとか。
しかし、逃げることはできない。
「い、いくぞ!」
「士郎! 無茶はダメよ! 私にも解析できないスープよ!?」
「しかしここで引くわけにはいかない! いざ、参る!!」
士郎が一口スープを口にした瞬間、士郎の体は思いっきり椅子から飛び跳ねるようにきりもみ回転をしていた。
何を言っているのかわからないが(ry。
「苦! 辛! 甘! 酸っぱ! 濃! ぐぁあああ!?」
「士郎!」
「士郎パパ!」
アインスとツルギが心配になって寄りかかるが、士郎は手で制して立ち上がる。
「こ、ここで引いて
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