ポストサイド
2305/12/15 「調査」
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十三時。
今日は珍しく自室には居ない。
此間の拳銃自殺、あの現場に行ったのだ。
この外出の申請だけで一日消耗した…なんて情報はどうでもいいだろう。
やはり既に掃除されており、血痕など残ってもいなかった。
まぁそこは持ってきた写真で補完するわけだが。
「うーん…、やっぱこれ実物見たほうが分かるかなぁ」
事件が起きた後の現場を見ているせいで、全くヒントにならない。
「あれ? 警察の方ですか?」
振り向いてみると白衣を着た女性が立っていた。
「お、警察ロボとはめずらしいですね」
「はぁ…」
よく顔が怖いと言われるが、この人は全くそんな気を出さなかった。
「どうしたんですか? 何か調べもの?」
「はい、此間の自殺の件で…」
「あーあれね」
「何か知りませんか?」
「うんとね、警察に言っても見向きもされなかったんだけど、自殺の後、廊下でジールを見たの」
「え!?」
死亡した人が廊下で…?
死亡場所はゴミ捨て場、明らかにおかしい場所にいる。
「でもね、何か知らないけどカメラに映ってないんだよねぇ…」
壊されていた監視カメラ、あれと関係があるのだろうか…
「まぁ、こんなのしか分からないけど、役に立てたら幸いです」
「あ、はい! ありがとうございます!」
「じゃあ私はこの辺でー! お仕事頑張って!」
所謂コミュ障なのかなと、ちょっと疑問を持ち始めた。
しかし自殺した辺りの監視カメラが壊れいるのは何なのだろうか…
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