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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第八十八話 覚悟と選択する道 後編
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ディさん達も士郎君を受け入れてくれると思う。
だけど士郎君の秘密に気づく人が出てくると思うの。
士郎君は優しいから迷惑をかけまいといなくなっちゃう。
たった一人で、止めてもそれを振り切って」
言葉の最後には嗚咽が混じり、なのはの瞳から静かに涙が溢れる。
なのはは信じていた。
友人であるフェイトやはやて、ヴィータ達の事を。
色々と手を回してくれたリンディやクロノ達の事を。
だが魔術という異端の力を持つが故に利用するものが現れる。
敵は当然として、管理局内にも
その時、士郎はなのは達を危険に巻き込むことを嫌い姿を消すだろう。
元の世界で遠坂やアルト達の前から姿を消したのと同じように
そして、一人で行き着く先は破綻者の末路である。
漠然とした不安ではあるが、そう遠くない未来起こりうる可能性が高い。
「なのは、確かになのはの不安は起こる可能性が高い。
だけど今すぐじゃない。
リンディさん達や本局でも士郎を受け入れることに積極的な人たちがいる。
なのはやフェイト、はやても管理局に入るから士郎の味方は増える。
その時までに強くなろう。
士郎が去ることが無いように、止められるように
そして、士郎に悪意を持つ相手がいても守れるように」
なのはの手をとり、真っ直ぐ見つめるユーノ。
「うん、強くなる。
守られるばかりじゃない。
士郎君の隣に立てるように、背中を守れるように」
涙でぐちゃぐちゃの顔で笑いながら、しっかりとユーノの手を握り返す。
それぞれの覚悟、思いを胸に静かに朝を迎えようとしていた。
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