暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
三章 少女修行〜in Gensokyo.
40 訪問〜He want read books bat he could not.
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育て方、苦しく生きる2000の方法、開かない本等々。誰得だよと言いたくなる本がたまにある。それでもパチュリーはもしかしたら何か役に立つかもしれないと言って本は一切捨てないのだ。

そうしている内に人形に関する本棚に到着した。

「あ!これ読みたかったやつ!あっちも!」

早速目当ての本を見つけたようだった。

「こんな本まで!本当に読んでいいの!?」

うきうきした様子で舞い上がって本当に読んでいいのか不安になったようだった。

「勿論」
「ありがとう!嬉しい!」

アリスの可愛い笑顔に不覚にもドキッとしてしまった。

「い、いいよ。あ、先に言っておくけど貸し出しは駄目だからね?」

これは前世の図書館のような貸し出しシステムがないから紅魔館からの本の持ち出しは禁止している。不特定多数の人に貸し出して、もし貴重な本がうっかりであっても故意にでもあっても紛失することを避けるためだ。

「わかったわ」

と言ってアリスはすぐに俺が用意した机について本を読み始めた。

俺も新刊を読もうと席につくと、またもや図書室の扉が開き、今度は美鈴があらわれた。

「明希様〜。ちょっと片付けを手伝ってくださいよ〜」

くたくたで疲弊した美鈴が人狼の死体の片付けの手伝いを頼みに来た。

「お願いします〜。ブラックホールとか言う掃除機を使えばすぐに終わるじゃないですか〜」
「え〜。あれはまだ使えないよ。まだ魔力が完全に回復してないし」
「そ、そんな〜」

まるでアイスクリームを誤って地面に落とした子供のように失意する美鈴を見て俺は溜め息をついて言った。

「はぁ、わかったわかった。手伝うよ」
「本当ですか!?」

俺の言葉を聞くと美鈴はパアッと明るい顔をして喜んだ。俺はパチュリーとアリスに言った。

「と言うわけだからちょっと外に出るね」
「「ええ」」

二人が同時に答えた。実は仲がいいのかもしれない。でなくてもこれから仲良くなると思う。多分。きっと。may be.









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おまけっ!そのろく

明希様とパチュリー様のお友だちであるアリスさんに出す紅茶を、キッチンから取り出してその戻り道のことでした。レミリア御嬢様の部屋の前を通り掛かった時に話し声がしました。

レ「……ね…し……に…」
?「…ん……き………に………」

御嬢様の部屋で誰かが話しています。一人は勿論、御嬢様の声で間違いないのですが、もう一人は知らない声ですねぇ。アリスさんでもありません。一体誰なんでしょうか?

レ「…き……パ………にも……」
?「え…、……ん…ですか…………」

むむむ、声がよく聞き取れません。………は!?こうしてい
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