第185話 針と糸があれば―――!
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チルチルがいた。
チャ「月の涙ダウーーーーーン!勝者、白い柳!!10ポイント獲得です!」
ヤ「いやぁ〜、驚きの連続だったねぇ。」
ラ「すごいものを見させて頂きました。ありがとうございます!」
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妖精の尻尾専用医務室では、マヤ、フレイ、ウェンディ、シャルル、トーヤが映像魔水晶で第2試合を見ていた。もちろん、3人と1匹と1羽も驚きすぎて言葉を失っている。
ト「こ、こんな戦い方も、あるんですね。」
最初に口を開いたのはトーヤだった。トーヤの視線は、まだ映像魔水晶に釘付けだった。
シャ「地面を縫い付けるなんて・・・見かけによらず、恐ろしい奴ね。」
フ「同意見だな。」
シャルルとフレイの額に冷や汗が浮かんでいた。
ポ「世の中にはもっと恐ろしい魔道士がいるんだ。もしかしたら、大魔闘演舞に参加してるかもしれないからね。」
ポーリュシカが薬の調合をしながら呟いた。
ウェ「マヤさん、皆さんならきっと、勝ってくれますよね。」
マ「当ったり前じゃん!ナツ達はそう簡単に折れやしないよ。納豆みたいにめちゃくちゃ粘るからね。あいたたた・・・!」
シャ「例え方がどうかと思うけど、確かにその通りね。」
マヤの例え方にシャルルはすぐツッコミを入れるが納得した部分もあったみたいで頷いた。
マ「それに、妖精の尻尾の魔道士達が、仲間を酷い目に合わせられて黙ってるはずがないもん。それが例え、めちゃくちゃ強敵だとしても、恐ろしい奴だろしても、顔見知りでもね。」
ト「そうですね。」
フ「アイツ等なら、マヤの仇、必ず取ってくれるはずだ。」
ウェ「その為に、私達も応援頑張りましょうね。」
マ「もっちろん!だからポーリュシカさん、怪我が早く直る薬とかないですか?」
マヤがポーリュシカの背中を気体に満ちた瞳で見つめる。
ポ「そう言うと思って、予め準備しておいた薬がたった今完成したところだ。」
ト「おぉ!」
シャ「さっきから作ってたのは、その薬だったのね。」
マヤ「さすがウェンディのお母さん!」
ウェ「さすがグランディーネ!」
ポ「ウェンディのお母さんでもないし、その名で呼ぶんじゃないよ。」
ポーリュシカがマヤとウェンディの言葉に否定しながら、薬とコップに入れた水をマヤに手渡す。
マ「よぉ〜し!早く良くなれぇ〜!」
そう言いながら
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