第五章 StrikerS編
第百七十話 『外伝18 戦慄の影響ゲェム(前編)』
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十月の暦がもう少しで終わる今日この頃。
少し前に地球まで帰省してきて色々と報告やらパーティーやらをして帰ってきたシホ達。
なぜかシホは少し胸騒ぎのようなものを感じていた。
しかし、その胸騒ぎがなんのものかまでは分からず悶々とつっかえ棒のように胸に残るようなそんな感じ?
それでお昼時の食堂。
ほとんどのものが食堂に集まって食事をしている時間帯。
とある部隊長……まぁ、はやてがなのだが呟いた一言……。
「なんか最近スクランブル要請も緊急発進もないから少し暇やね〜」
その一言が食堂に集まっていた各々のメンバーに聞こえていて、
『部隊長がそんな事を言ってもいいのだろうか……?』という思いに駆られたかどうかはわからないが、次第に皆も『確かにそうだねー』と思うようになっていた。
そして異変は起きた。
突如として食堂の扉が『バンッ!』と開かれる。
それで全員が何事かとそちらに振り向くが、そこには誰も立っていない。
はて……? 誰が開けたのだろうかと思う一同。
「誰が開けたんでしょうか……?」
リインが食事のミニトマトをフォークで器用に刺しながらそう呟く。
しかし、そこでシホの胸騒ぎが最大にまで達したことに誰が気づいただろうか?
「みんな! なんか危ない気が―――……!」
シホがそう席からいきり立ち、一同に危険を教えようとするが、それを遮るかのように食堂のはやての席、その隣で『ボンッ!』という小爆発のようなものが上がる。
「わっ!? なんや!?」
「大丈夫ですか、主はやて!?」
「はやてちゃん!?」
シグナムとシャマルがはやての心配を直様にする。
「あ、うん。大丈夫やよ? でも、なんやろ……?」
未だはやての周りには煙が立ち上っていて状況が確認できない。
しかし、煙がすべて晴れる前に、
「―――呼ばれて飛び出て、パンパカパーーーン!!」
なぜか、誰の声とも分からない愉快そうな叫びがはやての隣から聞こえてきた。
しかし、そこで近くで食事を摂っていた志貴とアルクェイドが二人して『んっ……?』と首を傾げる。
「なぁ〜んか、どこかで聞いたことがあるような声ね……?」
「アルクェイドもか? 俺もごく身近で聞いたことがあるような声なんだよな……」
二人してなんだろうと考えているが、煙は完全にはらわれるとそこにははやての隣に一人の女性がいた。
その格好は、なんというか和服……おそらく割烹着だろうか?それにミニスカの要素が加わったようなきわどい姿。
その足から覗く絶対領域と脚線美が男心を擽るだろう。
そして手にはひまわりの飾りが施されているほうきが握られている。
さらには頭には耳が生えていて、尻尾まで生えている。
琥珀色の瞳がどこか可愛
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