6話 原作開始
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思わず手が滑りそうだ」
「ひっ!・・・な、なんで・・・」
「お前は誰だ?一体なんの目的で
???カチリ
影時間が終わる。
「彩!何をしている!」
「何って・・・尋問?」
「もう手を出したのか!?そんなに密着して!何をするつもりだったんだ!?」
「ぇ?・・・あーいや、この子がいきなり寮に入ってきたから」
俺は手をパッと離すと、女主人公から離れる。
「む、そうか。私の説明不足だったな。彼女は今日からこの寮に住むことになった」
桐条先輩は、自己紹介を勧めるように女主人公に目を向ける。
「え、えっと、あの・・・稲城遥です」
聞いたことのない名前だ。
(※当たり前です)
「ふ〜ん。この子って、もしかして?」
「あぁ、そうだ。前もって言っておくべきだったな」
「あの!すいません」
稲城が声を上げる。
「あなたは一体誰ですか?」
聞いてきたのは二人ではなく俺の名前。
さっき俺に脅されたせいか、その目にはすこし恐怖が伺える。
「俺は琉峰彩。月光館高校2年生。さっきは脅しみたいなことしてゴメンね?でも安心してよ」
さっき隠したナイフ、ペーパーナイフを取り出して言う。
「これペーパーナイフだから」
ペーパーナイフでも俺がやろうと思えば人を殺すことはできる、というのは言わないほうがいいだろう。
「そ、そういう問題じゃありません!た、確かに予定の時刻よりは遅れて着ましたけど、それだけでこんな対応されなきゃいけないんですか!?」
男主人公とは違って女主人公は割と活発であるとは聞いたことがある。
が、
これほどマシンガントークをするようなキャラだったとは意外だ。
「これがこの寮での挨拶なんだよ」
(※違います)
「そんなことより、転校生ってことになるのかな?」
新入生であるならば、もっと早くに寮に入っているはずだからだ
それにも関わらず、途中で寮に入ってきたということは彼女は2年生以上の転校生なのだろう。
「荷物はすでに部屋に運んである」
(一体いつの間に・・・)
今日入れられたのだろうか。
俺はちゃんと男主人公と女主人公かを見分けるために、寮の2階の階段のところで伊織と一緒に話していたはずだ。
だからその時間帯に荷物を入れにきていたらわかるはず。
となると、俺がそのにいるより前。
もしかしたら学校に行っている間に入れられたのかもしれない。
それならば納得できる。
しかし、問題が発生してしまった。
彼女の俺に対する第一印象は最悪になってしまった。
まぁ、主人公に手を出す気は元々な
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