第十二幕その三
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もじゃしているからです、モジャボロという名前は伊達ではないといったところでしょうか。
「それでもお洒落はね」
「そうしてだよね」
「うん、たまにはいいかな」
こうしたお洒落もというのです。
「いいね」
「兄さんとても似合ってるよ」
弟さんも見事な礼装姿です、その服でお兄さんに言います。見れば三人の男の子達もそれぞれの色の礼装、タキシードです。
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