第十話
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それに気づいた2機が此方に向かって来る。1機が此方に120o滑腔砲を射ってくる。
「フォックス2」
「当たらんよ」
120o滑腔砲を上空にジャンプして回避しバズーカを射つ。不知火は、回避するもそれは予測済みだったので、クラッカーを回避した場所に投げる。此方のクラッカーを撃ち落とそうと、突撃砲を構えるも先にクラッカーが爆発して、機体を黄色く染める。
「馬鹿目が。戦場では、撃ち落とすことが不可能な場合は回避しろ」
「十二号機致命的損傷大破。九号機致命的損傷大破」
地面に着地すると、残っていた不知火が長刀で斬りかかるが、ヒートホークで受け流し、相手の頭部にバズーカを撃ち込む。
「まだまだ、甘いな」
「し、しまった!」
「十号機頭部に致命的損傷大破」
残りの残敵数は、5機だ。だが、まだ敵の指揮官を撃破していない。どんな作戦を立てようとも突破してみせる。ブーストダッシュで前進し再び敵機を探した。暫く進むとレーダーに反応が有った。2機の不知火が左右から此方に向かってくる。
「なに?フラットシザーズ(平面機動挟撃)だと?だが、当たらんよ」
「「フォックス3」」
2機の不知火が一斉に36o弾を射ってくるも、私は上空にブーストジャンプして回避する。
「なに!」
「くそ!やられた!」
挟撃してきた不知火の攻撃を避けて、右側の機体にバズーカを発射する。咄嗟に反応するも、回避が間に合わず直撃する。上空に飛んでいる私に左側の不知火が長刀を持って斬りかかってくる。それを避けて背後に周りながらヒートホークで腰の辺りを切断する。切断された不知火は、そのまま地面に落下して、ズドーンと大きな音をたてる。実機訓練とは言え、実際には、切れていないとはいえモニターの映像にそう映るとは、不思議なものだ。まあ、実戦では幾らでも人を殺している私がそう感じるのも変なのだがな。
「五号機致命的損傷大破。十一号機腰部切断により戦闘不能パイロット生死不明」
戦闘中に他の事を考えている場合ではない。即座に思考を切り替えて敵を探す。すると3機の不知火が此方に向かってきた。
「フラットシザーズ(平面機動挟撃)か!芸のないやつらめ!」
3機の不知火が、又もフラットシザーズ(平面機動挟撃)を仕掛けてきた。だが、先程の奴らと違い今度は桁違いに上手い。
「フォックス2」
「フォックス3」
「あたるか!」
まず、2機の不知火が左右から攻撃を仕掛けてきた。私は今度はブーストを吹かして後退して、攻撃を避けた。
「沈めいーー!」
バズーカを、2機のが重なる瞬間に射つ。
「あ、悪魔か!」
「こ、これは、夢でもみているのか?」
2機ともバズーカの爆風で黄色く染まる。残
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