第十話
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す。あの時は無我夢中で、友軍の撤退を支援したな。
「そうだな。ならばソロモンの悪夢と呼ばれた戦いを見せてやるか。カリウス、ケリィ、両者は敵に手を出すな。私が全て沈める」
「分かったガトー。君のやりたい様にやれ」
「ガトー少佐。かしこまりました」
二人とも敵に一切好戦させずに逃がしてみせる。
「ガトー少佐。もうすぐ模擬戦の開始時間になります。準備はよろしいですか?」
「テスレフ中尉。問題ない」
「分かりました。カウントダウン、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0。戦闘開始」
テスレフ中尉の顔が消える。模擬戦が始まった。
「ケリィとカリウスは、脱出ラインまで一気に後退しろ。殿は私がする」
「分かった。行くぞカリウス」
「ガトー少佐。ご武運を」
ケリィとカリウスのザクが、ブーストダッシュして一気に離脱する。私がの機体のみが残る。レーダーに反応か写る。まずは4機の敵機が迫る。
「アナベル・ガトー出撃する」
私はブーストジャンプで上空に飛びブーストダッシュで敵機に高速で近づく。
「沈めーーー!」
バズーカを構え一番前のロックオンした敵機の不知火目掛けて発射する。此方に気づくも、ロックオンされた不知火は回避出来ずに直撃する。
「一号機致命的損傷大破」
そのままの速度で、左側にいる不知火に左手に持ったヒートホークで、横に流し切りをする。そのまま、その後ろにいる不知火の背後に周り、ヒートホークで、真っ二つにする。
「三号機コックピットに致命的損傷パイロット死亡大破。四号機致命的損傷大破」
最後に残った不知火が、36o突撃砲を射ってくる。
「あたれ!」
「おっと」
スラスターを吹かし、後ろに一旦下がり、距離をとる。即座に不知火が長刀を抜き此方に突撃してくる。
「くらえ!」
「当たらん」
左にクイックブーストして、突撃をかわす。背後ががら空きになった不知火にバズーカをおみまいする。
「沈めー!」
「しまっ」
バズーカの弾が背後に直撃して、不知火が黄色く染まる。
「二号機致命的損傷大破パイロット死亡」
まずは4機。倒した敵に背を向け再びブーストダッシュで前進を開始する。レーダーに敵機の反応が写る。今度は8機残り全機でアンブッシュ(待ち伏せ)していたようだ。彼方のレーダーに私はまだ写っていないはずだ。私は右に周りこみ、1機ずつ仕留めて行く事にしよう。最初のターゲットになったのは、一番右端にいた不知火だ。まだ、此方に気づいていないようなので、背後からヒートホークで斬りかかる。上に出来た影で気づいたようだか、遅かった。
「墜ちろー!」
「きゃー」
そのまま不知火を一刀両断する。
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