第十話
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機の不知火が右手に長刀左手に92式多目的追加装甲を持って待っていた。
「ほう!マッシュ、オルテガ。前方の敵にジェットストリームアタックを仕掛けるぞ」
「おう!」
「了解」
3機が一直線に並ぶ。敵から見たら前方の1機しか見えない。3機でブーストダッシュする。
敵は盾を前に出してガードするつもりだ。
「おらよ」
バズーカを射つと、敵機は回避行動でジャンプしてバズーカを避ける。そのまま此方に向かって突撃してくる。
「おりゃあ!」
俺の上からマッシュのザクが飛び出してマシンガンを放つ。とっさに不知火は、盾を出してガードするも間に合わずに右腕に弾が当たる。
「七号機右腕部損傷右腕部使用不能」
「もらった!」
オルテガのザクがマッシュのザクを飛び越してヒートホークで不知火を一刀両断する。不知火はガードすることなく、そのまま破壊された。俺達のザクは1列になりそのまま通り過ぎた。
「七号機致命的損傷大破。富士教導隊全機全滅。黒い三連星の勝利です」
オペレーターの管制から、勝利を報告される。
「全く相手にならんかったな」
「そうだな。この程度の相手なら1個大隊来ても話にならんな」
「おうよ。ただ俺達三連星が強すぎるだけだ」
「マッシュ、オルテガ。このまま帰投するぞ」
「「了解」」
そのまま、ハンガーに向かって帰投した。
ガイアsideout
巌谷side
私は夢でも見ているのだろうか?富士教導隊と言えば帝国軍の中でも精鋭中の精鋭。しかも、こと対人戦に関しては並ぶもの無しと言われる程の腕前を持つ衛士だ。だが、今行われた模擬戦は彼等の腕前でも、話にならないと言わんばかりとの結果となった。
「凄まじいな。富士教導隊の不知火が、全く相手になっていない」
「そうでしょうね。黒い三連星は1個師団に相当する腕前ですから」
悠斗君がそう言うが、その顔には絶対の自信が窺える。まあ、あれほどの一方的な戦闘を見せつけられれば、1個師団相当の評価も妥当かもしれん。旧型のMSで我が国が誇る第三世代戦術機十二機を叩き潰したのだからな。これは、二戦目もただじゃすまないな。此れから戦う衛士達に健闘に期待するしかなかった。
巌谷sideout
ガトーside
私は現在第二戦目の戦闘予定地で待機している。設定では、私達は後方から追撃してくる的部隊を迎撃しながら、安全ライン間での脱出が任務だ。
「懐かしいですな、ガトー少佐」
「何が懐かしいのだ?カリウス」
「かつて、ソロモンから脱出するときの様ではありませんか」
確かに、言われて見ればかつて私が殿をしたソロモン脱出戦の時を思い出
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