静かな夜〜
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にフェイトちゃんのちっちゃい時にそっくりだね」
「モチーフだからねー」
シィは笑いながら答える。なのはは一度深呼吸する。
「じゃあ行ってくるね」
『レイジングハートさんにヴィヴィオさんの位置情報を送ったッス。そちらを参考にしてくださいッス』
「ありがとう、リパル」
なのはは最後にお礼を言って出ていっていった。
「あー、さてと、寝る前にもう一作業だな」
「何をするの?」
「空間の武器補充」
俺は鉄やらなんやらの様々な素材を空間から取り出す。
「うわ、こんなに持ち歩いてるの?」
「いや、この世界に戻ってきてから補充したんだよ」
『これ全部武器にするッスか?』
「ああ。つっても単純な剣とか槍くらいだな。あくまで射出用の武器だし」
「私も手伝おっかな」
「魔術変換できるのか?」
「コツさえ掴めば簡単簡単ー♪」
「はは・・・」
・・・といった感じで夜を過ごした・・・
愛依〜
「ふっ、やぁ!」
「・・・えい」
ガキィン!カァン!
アタシと母さんは広い場所で手合わせをしていた。
「せやぁぁぁ!」
思い切り振り切る一撃。・・・だけど。
「・・・甘い」
ゴォン!
「わぁぁ!?」
ぶつかり合った刃が拮抗することもなく、アタシは背後に吹っ飛ばされた。
「いたた・・・」
「・・・愛依、大丈夫?」
母さんが手を差し出してくる。
「う、うん。・・・やっぱり母さんは強いなぁ」
「愛依も、充分強い」
アタシを立ち上がらせると母さんは頭を撫でてくる。
「わっ・・・」
「セキトも、こうやって褒めると喜ぶ」
「い、犬扱い・・・?」
「・・・もしかして、嫌?」
悲しそうな表情を浮かべた母さんを見て、アタシは慌てて首を振る。
「う、ううん!嫌じゃない!嬉しい・・・よ」
「じゃあ、もっと褒める」
母さんは嬉しそうにアタシの頭を撫でる。・・・思わず泣きそうになっちゃったけど、新しいお客さんの到来で堪えることができた。
「・・・何の音かと思えば」
「親子で仲良く鍛錬ってか」
「・・・剛鬼、知也」
「ひぅっ・・・」
剛鬼さんを見てアタシは母さんの背後に隠れる。
「・・・あからさまに逃げるな」
「ご、ごめんなさいぃ・・・!」
「仕方ねぇよ、お前威圧感ありすぎだし。子供受けしねーよ」
「別に受ける必要もないんだが」
「・・・剛鬼、あまり愛依を怖がらせないで」
「・・・善処する」
「相変わらず
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