静かな夜〜
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。いや、ある意味異常なんだが・・・
「シィ、キリエ、どうだ?」
「ダメ。微塵も魔力の反応を感じない」
『むしろ、リンカーコアが残ってるかも怪しいですね』
「力を奪われたのはマジみたいだな・・・」
俺は溜め息を吐き、二人を見る。
「悪いが、明日の戦では本陣に待機して貰う。いいな?」
わざと少し強めに言うと、二人は黙ってしまうが・・・
「「・・・はい」」
アインハルトは渋々ながら・・・という感じだったが、ヴィヴィオの方は目に涙を溜め、拳を握りしめていた。
「診てくれて、ありがとうございました・・・」
そう言うとヴィヴィオは走り出してしまう。
「あ、ヴィヴィオさん・・・!」
アインハルトは一礼してから俺の部屋から出ていった。
「はぁ、泣かせちまったか」
『それを覚悟で言ったんじゃないッスか』
「まあな・・・」
俺は布団に身を投げ出す。
「でも仕方ないよ。魔力がないんじゃどうしようもないし・・・」
「いくら鍛錬していると言っても子供じゃな・・・」
気も扱えないだろうし・・・
「咲君?」
なのはが入ってくる。
「ヴィヴィオ達は・・・」
「あ・・・わりぃ、その・・・泣かせちまった」
「え・・・?」
なのはに事情を話す。
「・・・そうなんだ。ごめんね、嫌な役目を押し付けちゃって・・・」
「いいよ、別に。親友がホワイト過ぎるからな、ブラックは俺の役目ってこと」
『・・・の割にはメンタル弱いじゃないッスか』
「あ゛?」
『・・・何でもないッス』
俺は咳払いをしてからなのはに言う。
「・・・つーわけでヴィヴィオ達のアフターケアを頼んでいいか?」
「うん、そのつもり。私はあの子のママだから・・・辛いことがあったら慰めて上げないと」
「そうだな・・・」
そこでシィが聞く。
「ちなみになのは、はやて達はどう?」
リインフォースが捕まっていると言うのは既に伝わっていたはずだ。
「うん・・・表向きは普通に振る舞ってるけど・・・」
「結構キテる?」
「うん・・・空気が凄くピリピリしてる。だから子供達は移動させて、今はフェイトちゃんが側にいるよ」
「・・・後でフェイトに胃薬持ってってやれ」
絶対に胃に穴が空くよな・・・
「・・・もしかしてなのは、逃げてきた訳じゃないよね?」
「・・・ち、違うよ!私はヴィヴィオ達を迎えに来ただけから・・・」
『それ以上踏み込むのはやめましょう』
『試しにシィさんが行ってみたらどうッスか?』
「うーん・・・パスで」
「にゃはは・・・それにしても、本当
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