暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
静かな夜〜
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ウさんを見る。

「てめぇ、リョウコウ!椿に酒呑ませやがったな!?」

「別に呑ませたっつっても一口だぜ!?しかも殆ど舐めた程度だっての!」

珍しく怒った亮にリョウコウさんはちょっと引きながら弁解をしています。

「だからって14歳に酒飲ますなこの馬鹿!」

「おいおい、お宅の老将さんや孫家の長女はガキの頃から呑んでるって聞いたぜ?」

「あの二人は異常なんだよ!俺も初めは地獄を・・・!・・・ってんなこたぁどうでもいい!」

「とんでもない親馬鹿だな、おい・・・」

呆れるリョウコウさんでしたが、続く亮の言葉は流せなかったみたいです。

「とにかく降りてこい!一発ぶん殴る!」

「おい、流石に抵抗するぞ、それはよ」

「構うもんか!」

「・・・へぇ」

リョウコウさんの目付きが変わる・・・と同時に足下の岩が粉々に砕け散った。私はお酒が溢れないようにキャッチしながら地面に着地する。・・・どうやらリョウコウさんが思いっきり蹴ったみたいです。

「ずいぶん威勢がいいんじゃねぇの?少年よ」

「あ・・・」

ここで亮が我に返り、青ざめました。

「し、思春・・・」

「武器なら貸してやる」

思春殿はポン、と鈴音を亮に手渡しました。

「ち、ちがっ・・・亞莎・・・」

「応援してます!」

「・・・明、命?」

私は笑顔でこう返しました。

「後先考えずに発言した亮の自業自得です」



「そ、そんなぁ・・・」

椿がふと、亮とリョウコウさんを見比べて離れる。

「リョウコウ、頑張ってー♪」

「おぉい!?父親の応援はしてくれないのぉ!?」

「えー?だってー、わたしお父様も好きだけど、リョウコウも大好きなんだもーん」

「「はぁぁぁ!?」」

これには二人のリョウが叫びます。

「りょ、リョウコウ・・・!お前に娘はやるかぁぁぁぁ!!」

「酒の勢いで言っただけだろうが!つーか手前のキャラ普段と変わりすぎてんぞ!あと貰う気もねぇ!」

残念です、リョウコウさん程の方なら椿は任せられたのですが。ちなみに冷静さを失った亮は数分で吹っ飛ばされ、騒ぎを聞き付けた祭様にリョウコウさん共々やかましいと説教(拳骨のオマケ付き)されてました。騒がしいお月見でしたね・・・

































咲〜


「・・・」

俺はヴィヴィオとアインハルトに当てた両手を引き、目を開く。

「・・・取りあえずは闇の侵食はないみたいだな」

シンのあの能力によって何か他に悪影響がないか調べていたが・・・特に異常は見当たらなかった
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