第百話
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ょい。殺した神は十六柱・・・つっても、最源流の鋼はお前が二柱目だけどな」
「ほう、最源流の鋼と相対してまだ生きておるか!面白いな神殺し・・・否、神代武双よ!」
「・・・考えてみれば、一柱目が最源流の鋼って、俺・・・」
少しあれな気がしてきたけど、過ぎたことを考えるのはよそう。
と、そこでヒルコの体が変化した。
ヒルコの体を包むように海水が流れ、海水が消えると・・・そこには、立ち上がった姿のヒルコがいた。
明らかに骨があり、王としての威厳を持った姿で。
そいつはそのまま、腰に差してあった剣を抜き放つ。
「・・・それが、お前の鋼としての姿か?」
「オウ、最源流の鋼たるオレの姿だ!」
そう言いながら切りかかってきたので、俺は槍を召喚して受け・・・反射的に横に跳んだ。
「オイオイ・・・これでも権能で作った鋼の武具だぞ?」
「その場で作られた程度の鋼が、これ自体も最源流の鋼である剣のかなうはずもなかろう」
「なるほど・・・それが、海から引っ張り上げた草薙の剣か」
草薙の剣は、それ自体も神である最源流の鋼。そりゃ、権能で作っただけの武器が効くはずもないよな。
と、いうわけで・・・出番だぞ、二振りとも。
『畏まりました、我が主』
『相手にとって不足はねえ!』
両腕に向けて声をかけたら、返事とともにゲイ・ボルグ、ブリューナクが現れた。
「さあ、やろうぜヒルコ。心躍る殺し合いの始まりだ」
「うむ!鋼と鋼のぶつかり合い、これ以上心躍るものはない!」
言葉を交わすのが終わると同時に・・・俺とヒルコは、互いの武具をぶつけあった。
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