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トワノクウ
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第二十八夜 赤い海(三)
[後書き]

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 替え玉銀朱、退場でございます。
 これを書き上げた頃にはまだ銀朱=鵺だと判明していなかったので、替え玉についてすごく考えを巡らせました。
 銀朱が帰ってきたらあの黒い替え玉銀朱はどこへ行けばいいのか。
 替え玉銀朱はあくまで替え玉でした。彼が個の感情を得たのは、皮肉にも梵天がつけた傷による自分への呪いでした。
 憎しみ。妖への。それが悲しいことに、替え玉銀朱の「個性」だったのです。
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