マクロスF
0680話
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えれば、生身でビームやらミサイルやらを撃てるような生物なんだから、飼い慣らすか何かして生物兵器にするのか。あるいは、バジュラの体内に上層部連中の欲しい何らかの要素があるのか。ざっと思いつくのはこの2つだな。
どのみちS.M.SがPMCである以上、金払いのいい雇い主の要望には従わざるを得ないんだろう。
もっとも、俺にしてみれば逆に願ったり叶ったりといった要素も含まれる。
どうせこのフロンティア船団がどうやってもバジュラと戦う事になるのなら、それを俺が有効活用させて貰おう。その体内に何らかの有益な物質があるのなら俺が倒したバジュラの死骸に関しては空間倉庫に収納しておけばいいし、あるいは生きていてこそ有益だというのなら、グリのように最悪召喚魔法の契約を結ぶという手段もある。
ああ、そう言えばマクロス世界にやってきてからグリを通してネギま世界の魔法界に手紙を出せないか一瞬考えたんだが、そもそも召喚魔法では向こうに戻れるのは出て来た状態そのままだから無理だという事に気が付いた。
例えばグリに手紙を持たせて魔法界に帰しても、手紙は持っていけない訳だ。
「まぁ、話は大体分かった。そもそもお前達が腕の立つパイロットを求めていたのはこのバジュラというのが原因だったんだろう? なら俺としても文句は無いさ。こっちにも色々と都合があるしな」
「……都合?」
「まぁ、色々とあるんだよ。色々とな」
「妙な事を企んだりはするなよ? お前のような凄腕と敵対はしたくないからな」
「ああ、その辺は心配するな。お前達に不利な真似はしないようにするつもりだから」
そうオズマに言い、それでもどこか疑わしそうな目で俺を見てくるオズマを横に置き、そのまま暫くバジュラの映像を眺めるのだった。
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