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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第416話】
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知っているものの、他の面々は何があったのかが気になっいるようで俺を注視している。
観念して周囲のテーブルに居る子には聞こえないように昨日の出来事を話始めた――もちろん、襲撃のみをだが。
「一夏が襲われた!?」
「……彼が無事なのはヒルトとお父さん、ラウラのお陰って事なのかな?」
鈴音が大声をあげるも、周りの喧騒にかき消されたのか他の生徒が此方を見ることは無かった。
未来は特に声を上げることもなく、女子生徒から接待を受けてる一夏へと視線を一瞬移してから俺へと戻る。
「あぁ、親父が何処から得たのか知らないが、一夏の命が狙われてるって事で陰ながら見ていたら俺が来て、俺も手伝ったって訳だ、これがな」
ラウラは前以て親父に頼まれたと付け加えて――襲撃者の名前や容姿等も今は伏せておく、余計な混乱を招くだけだし、ラウラ自身もそう思ってる。
だが、一夏の命を狙った要因があの【容姿】にあるのなら、織斑家には過去に何かしらあったという事だろう……何かはわからないが。
ともかく、他人である俺達では事情もわからず、だからといってこの話題を一夏にふるのは明らかに頭がおかしいとしか思えないので俺はこの話を止めることにした。
「何にしてもこの話は終わり、考えてもわからないから」
「……まあ正直一夏が襲われたってのはビックリしたけどさぁ。 あんたは大丈夫だったの? てかさ、そういう時はアタシにも声を掛けなさいよ! あのまんま普通にアタシ帰っちゃったじゃん!」
そう指摘する鈴音に、ごもっともだと内心思う――しかも、正面に座ってるため、鈴音はテーブルの下で足を小突いてきた。
「とりあえず無事なんだし、それでいいだろ?」
「良くないよッ! ヒルトが死んじゃったら、皆悲しむんだからね? ……無茶しないでよ……これなら僕も行けば良かったよ……」
心配のあまり語気がキツくなるシャル、だがそれも束の間の事で声色から窺うに今は無事な事に安堵していた様だ。
「そうですわよ、少なくともここに居るわたくしたち皆、貴方が死ぬような事になったらと思うと……」
言いながらハンカチを取り出し、涙を拭うセシリア――右腕はまだ包帯が巻かれていて、今日の模擬戦でも右腕は全く使わなかったのだがそれでもセシリアは四回絢爛舞踏を発動させたのだから代表候補生の底力を垣間見た気がした。
それはそうと、彼女は片手で食べられる軽食メインで選んでいる――てっきり俺は食べさせるのかと思ったのだが、杞憂に終わった。
「……涙流すなよ、無事だったんだし……な?」
「そ、そうですわね……。 ……フフッ、わたくしに涙を流させたのですから、また後日責任をとってくださいまし
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