第90話 少年は力《闇》を手に入れるようです
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え、それではご覧に入れよう。刹那君、離れていてくれたまえ。
――"天我!爆さ(ズガガガガガガガァァァン!!)……何事かね。」
漸く来た見せ場だとばかりに演出を発動させた松永の周囲に影が集まろうとした時、上空から多数の雷が
降り注ぐ。明らかにムルムルと松永を狙ったその魔法の発生源は、当然。
「ね、ネギ君!と肉体労働派諸君!」
「ちょっと、助けに来たのにその言い草は何!?」
遅ればせながら登場したネギと、明日菜・古菲・楓の戦闘組だった。
Side out
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Side ネギ
「なんぞ続々集まって来よったのう。それにそこな剣士。儂の眷属が相手しとったはずじゃがのう?」
朝倉さんからの知らせを受けて飛んで来たら、既に賞金稼ぎらしい人達は倒れていて、初老の男と
桜咲さんと松永と忍者っぽい人がいた。
その後ろを見ると、まき絵さんと朝倉さんが影魔法みたいな物で包まれて気絶している。
・・・どうやら、松永と桜咲さんが守っていてくれたみたいだ。そうなると相手はあの老人だけど。
あの二人がかりで倒せない相手・・・それにこの気配、悪魔か。
「彼女なら地獄にお帰り頂きましたよ?勿論話し合いでですが。」
「やはり乗り気ではなかったか……やれやれ。人間の我が強すぎる嫌いがあるのう……!?」
ゴガァッ!
まき絵さんと朝倉さんを襲った奴等の仲間の上、悪魔ならば容赦はいらない。
『闇き夜の型』を発動させて、即座に悪魔に殴りかかる。でも、何かの羽のような物で防御されてしまう。
やっぱり、今のままでは倒せない・・・!!
「"ラス・テル・マ・スキル・マギステル! 来れ雷精 風の精 雷を纏いて 吹きすさべ南洋の嵐!
『雷の暴風』"!!」
「先程の魔法かね……?」
「いけない、ネギ先生!相手は上位の伯爵級悪魔です!」
僕の魔法を見て、悪魔がさっきの羽を集めて盾の様な物を作り出す。
今の僕が出せる中で中位の魔法だから、ただ撃ってもこいつには効かないだろう。|だから僕は撃たない
《・・・・・・・・・》。
「"ラス・テル・マ・スキル・マギステル! 影の地 統ぶる者スカサハの
我が手に授けん 三十の棘もつ 霊しき槍を
『雷の投擲』 『固定』!!"」
「魔法を固定した
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