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混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
解き放たれた絶望
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一方、ハッピー達の方で・・・

「教義が悪用されていただと!?」

サミエルの説明に、リリーは驚く。

「それってどういう意味?」

ハッピーがそう言う。

「説明する前に・・・」

そう言うとサミエルは、間の成人男性並の体躯になった。
リリー同様、サミエルにも戦闘フォームの様なモノを持っている様であった。

「もう1度勝負だ兄さん!」

「よかろう。相手してやる。」

リリーも戦闘フォームになる。

「何で?」

「勝負になってんの?」

ハッピーとミントはサミエルとリリーの勝負に疑問を持つ。

「何か迷いがあるのね。」

シャルルが2人に向かってそう言う。

「こっちも勝負すんぞくそガキィ!!」

「上等だぁ!!テメエ何て闇分身の俺で十分だぜ!!」

俺達も勝負する事となる。

「あっちはあっちで別問題だね。」

「そうだね・・・。」

ミントとハッピーがそう言う。

「オス共の考えなんて、よくわかんないわ。」

シャルルは呆れてそう言う。

「「うおおおおおおおおっ!!!!!」」


ドン!!


「ぐぅ!!」

「っ!!」

リリーとサミエルの拳は互いに相手の頬を殴る。

「おらおらぁ!!!」

サブは魔法短機関銃で俺に向かって撃ってきた。

「ダーク・ウォール!!」

俺は両腕に闇を纏い、巨大な闇の壁を作り、魔法短機関銃の銃弾を防ぐ。


ダダダダダダダダ!!!


「(今だぜ!)」


シュン!


「喰らいな!!!」

奴は俺の背後から3、4メートルぐらい離れた所に現れ、
魔法短機関銃で俺を撃った。


ダダダダダダダ!!!!


「ブラッティクロス!!」

だが俺はその時の対策として、ダークウォールの後に、
いつでも、ブラッティクロスを投げる準備をしていた。
そしてそれを銃弾に向かって投げた。


ダガダガダガダガ!!!


「ちぃ!」


シュン!


奴はまたも瞬間移動した。

「今だ!!」

だが、俺はその一瞬を狙っていた。
ダークウォールの時は奴の姿が見えなく、いつ瞬間移動するのかわからないからである。

「闇の舞蛍!!」

俺は左手に纏っていた闇を放った。数は10ある。

「今度こそ!!!」

奴は俺の背後に移動しており、魔法短機関銃を撃とうとした。だが!


ジュン!!


「ごわぁっ!?」

闇の舞蛍が奴に直撃した。

「何だこりゃ!?くそ!!」

奴はまた瞬間移動した。

「ここなら!!」

奴は遠くに移動して、俺を自分の魔法であるロックオンで狙いを定めた。



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