暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第6章 無限時計編
解き放たれた絶望
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言葉に怒鳴るバイロ。

「私の忠誠はゼントピアの・・・」

ドン!


「うっ!」

イミテイシアが何かを投げ、それはバイロの顔に当たる。

「?ハンコか・・・?」

黄色ハンコの様なものだが・・・

「これは大司教様の!?」

バイロはそれを見て驚く。

「その金印を持つ者は大司教と同じ権限を持つ。」

「私の命令は大司教の命令と心得なさい。」

クロドアとイミテイシアはそう言う。

「仰せの・・・ままに・・・。」

バイロは膝を地面についてそう言う。

「(こいつら、いつのまにゼントピアの方にも!!!)」

俺は心の中で驚く。

「その男、生かしておいては危険・・・そして、そこの分身の小僧はとっとと消そう。」

「!」

「この男の方は一緒に連れて帰ります。人質に役に立つでしょう。
 そしてこっちの子は私がしましょう。」

「くそ・・・!」

これはまずいぞ!!!

「御心のままに。ですが、情けは無用ですよ、イミテイシア様?」

「わかっています。」

イミテイシアは薔薇の盾から剣を出した。

「待ってミッシェル!!!」

「ダメですルーシィさん!
 この人はもう、俺達の知っているうミッシェルさんじゃありません!!」

俺は拳に闇を纏う。

「闇竜の鉄拳!!」

「ダメェ!!!」

俺はルーシィさんの言葉を無視し、イミテイシアに向かって殴りかかる。

「私を忘れたか?ダーウィング!!」


ギュィィイイイン!!


「っ!!」

こいつ!!

「はっ!!!」


ガシ


「っ!?」

イミテイシアは俺の右腕を掴んだ。

「あなたに・・・本物の方に伝えなさい。
 あの歯車を壊さなければ、どうなっても知りませんわ。」

「!?」

一体どういう・・・


ズバン!!


「ばぁっ!!」

ボォン!


「ふむ。これでいいですね。」

「ミッシェル・・・!あたし・・・」

ルーシィはイミテイシアに近づく。


ガァン!!


「っ!!」

イミテイシアは剣の柄でルーシィの腹を叩く。

「ミッ・・・シェル・・・。」

ルーシィはそのまま気絶した。

「はて?もう1人いた筈だが、逃げたか?」

クロドアがそう言う。

「・・・・・・。」

岩陰にエルフマンが隠れていた。

「何だって?よく聞えない!もう1度説明してくれ!!
 おい!エルフマァァァン!!」

エルフマンの手には1枚のカードが握っていた。
そのカードから聞こえる声はウォーレンである。連絡用のカードであった。










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