第6章 無限時計編
解き放たれた絶望
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ココは俺達に肩入れされたせいで、背信のレギオンとして投獄された。
そしてバイロとサミエルに与えられた奇妙な任務、内容は知らないけど、重要な事があった。
それは何故か、無限時計を取り返す任務も、歯車を取ってくる任務もなかった事だった。
そして今にいたるのであった。
「ん?じゃあコイツは?」
俺は奴をさす。
「俺を指でさすな!!」
「サブは勝手な行動しない様に僕が見ているのさ。特に与えられた任務はないよ。」
サミエルはそう言う。
「(でも無限時計も歯車の任務を出さなかったのが気になるな・・・。)」
俺は心の中でそう思うのであった。
一方、ウェンディ達の方では・・・
「おい起きろ!いつまで寝てんだエリゴール!!」
ビックスローさんがグリムリーパーの首周りのマントを掴んで大声で言っていた。
「そんな乱暴な・・・。」
ウェンディがそう言う。
「これだけは聞かなきゃならねえ。おい!お前達の目的を話すんだ!
無限時計はどこだ!!!!」
ビックスローさんはそう言う。
「うう・・・。」
「お、起きたぞ。」
グリムリーパーが目を覚め、俺はそう言うのだった。
「わからん・・・」
「は?」
「ぼぉっとして・・・自分が何をしていたのか。」
「記憶が戻ったばかりで、まだ頭がハッキリしないんですね。」
グリムリーパーの症状にウェンディはそう言う。
「おめえ、監獄にいた筈だ。」
「そうだ。いつだったか・・・酷い悪夢を見た・・・。
誰かが俺の夢に忍び込んだ感じだった・・・。
その後俺は・・・・・・」
「グリムリーパーとして、活動してたわけだ。」
グリムリーパーの話しにビックスローさんがそう言う。
「ああ。」
「夢に忍び込む?」
「夢の中に入って、人を操る魔法になるか・・・。」
「だな。」
ウェンディと俺の言葉に、ビックスローさんがそう言う。
「脳波に少しずつ影響を与え、無意識化でコントロールをするってところだろ。」
「成程。」
ビックスローさんの説明に俺は納得する。
「言われるままに記憶をさし出し、その代わりに気象を統べる魔法を得た。
しかし・・・・・・!全てを忘れる、苦痛だった・・・!!
あんなに辛い事はねえ、大きな力には大きな代償があると言うが、
あんなモノ・・・・・・!!」
「・・・・・・。」
「そん時、あんたの声が聞えた。」
グリムリーパーはウェンディを見る。
「慣れ合
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