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転生とらぶる
マクロスF
0679話
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を掛けないで下さいよ。ただでさえ機体のデータを得ないといけないんですから」

 ミハエルがこちらにプレッシャーを掛け、ルカはそれをやめるように言っている。
 根本的な改造がされた訳でも無いが、機体の反応速度を上げるという改造はL.A.Iでも初めてだったらしい。いや、より正確に言えばこれまでにも反応速度を上げる改造をした事はあるけど、ここまで反応速度に特化した改造をした事が無いというのが正しい。それだけに、得られるデータには興味があるんだろう。

『こちらバトルフロンティア。S.M.S機、スカル5、聞こえますか?』

 そんな風にオズマ達からの通信を聞いているとバトルフロンティア、フロンティア船団に派遣されている新統合軍の旗艦――マクロス7のバトル7のような艦――からの通信が入ってくる。

「こちらスカル5、問題無い」

 ちなみに、スカル小隊に編入されるに辺り、俺のコールサインはスカル5となった。スカル1、あるいはスカルリーダーがオズマで、スカル2がギリアム、スカル3がミハエル、スカル4がルカといった具合だな。まぁ、ゼントラーディとの戦いやら何やらで誰かが戦死したりすればコールサインも引き上げられるんだろうが。

『フォールド通信の状態良好。では、これよりアクエリアス小隊との模擬戦を始めます。準備はよろしいですか?』
「問題無い、いつでも始めてくれ」

 周辺の宙域は、所々に岩塊が浮かんでいるのを除けば特に何も無い宙域といっていいだろう。これまで幾度となく宇宙空間で戦闘をしてきた俺にしてみれば、何ら問題無い戦場だ。
 ……まぁ、VFでの戦闘というのは初めてだから油断出来る筈も無いが。
 そんな俺の視界に……より正確にはVF-25Sの映像モニタとしての役割があるコックピットブロックの壁面に、VF-171が5機表示された。
 そんな中、その中の1機から通信が送られて来る。

「おいおい、PMCが俺達新統合軍のような正規軍相手に5対1で勝てると思っているのか? 幾ら新型機を試験運用しているからといっても、ちょっとこっちを舐めすぎだろ」

 どこか挑発するような通信。そんな通信に答えたのは俺……ではなく、俺の機体を経由してその通信を聞いていたオズマだった。

「スカル5、新統合軍のような数だけの相手にヘマをするような真似をするなよ。もしそんな真似をしたら、訓練をより厳しくするからな」
「数だけだと? へぇ、随分と言ってくれるじゃないか。いいだろう、アクエリアス小隊全機、向こうはこちらの全力をお望みらしい。最大級の歓迎をしてやるように」

 ……何かPMCと新統合軍の代理戦争的な感じになっていないか? いや、向こうは本人が出て来てるんだから、代理じゃないんだろうが。
 だが、これもある意味ではしょうがない。新統
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