敬語
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女性だからですよ」
俺は考え方を変えた趣向を変えた。
レディーファーストを活用した説得方に移行した。
「私が女性だから?」
「はい。
女性には失礼な言葉で話すのは失礼ですので俺は女性と話す時は大体、敬語を使います」
嘘だがな。
「で、でも話しにくくないですか?」
「いえ、慣れればそうでもありません。
むしろこの話し方が最近、落ち着きます」
敬語を使って話せば綺麗に聞こえる聞こえは良いように聞こえる。
だから俺は敬語を使って目上に話す。
後後、面倒くさい結末がやってくる来ない様に祈りながら。
「で、でも」
「でも?」
「私は話しにくいですよ。
零さんは話しやすいかも知れませんけど私は話しにくいです」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
俺は脳内で誰かと話し合いをしていた。
よく考えれば目の前の女の子、一条 風華は俺と同い年の中学生で幼くて。
同年代と会話しているのに敬語を使うのは失礼ではなかろうか?
そんな答え結論が俺の脳内でぐるぐると周り止まった。
「分かりました。
確かに同年代と話すのに敬語を使って話すのは少し失礼かと思っていしたが
確かによくよく考えれば失礼極まりないですね申し訳ありません。
これからは失礼ながら普通に会話をさせて頂きます」
俺の脳内結論は敬語を辞めるだ。
確かに敬語は見栄えがいいがそれを過ぎると毒になる。
これがそれの典型と言えこれ以上、敬語で話すのは間違いなく一条 風華に失礼だ。
「くす(笑)」
突然、一瞬、一条は笑った。
笑った理由が俺には解らなかったが一条は笑った。
「どうかした?」
俺は敬語を辞め普通に何時ものノーマル状態で話す。
だがそれを聞いた一条 風華は更に笑った。
「クスクスクスクス(笑)」
「何処か面白い所、合ったかな?」
それは独り言に近い言葉だった。
心の中で放った言葉に近かった言葉だった。
それを自分の知らない内に口に出し俺は話していた。
「す、すいません。
あの、零さんの敬語を使わなと言ってもまだ敬語を使っていたのでそれが面白くて」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ぷ(笑)」
俺も笑ってしまった。
笑わぬ様に努力したつもりだったが笑うと言う感情が抑え切れずそれが吹き出した。
まるで地面に落ちてしまったコーラを開け炭酸が吹き出す様に俺は笑ってしまった。
「零さんもちゃんと笑うんですね」
「どういう意味?」
「初めて会った時、物凄く硬かったから笑う事が出来ない人に見えちゃって」
初めて会った場所
それは無月家の家の玄関前
その時は意識して感情を消して落ち着いて会話をしていた。
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