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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第415話】
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「ッ……ま、まずい……ッ!」
無理矢理散弾の弾幕から抜け出ると、各部展開装甲から粒子エネルギーが放出――爆発的な加速と共に未来から距離を離した篠ノ之は直ぐ様絢爛舞踏を発動させた。
単調だが、展開装甲起動時の機動力と加速力は、現在どの機体よりも圧倒的に上回っているからこそ出来る戦法だろう。
だが未来も、追撃の瞬時加速で迫るのだがもう少しという所でエネルギーの全回復を許してしまった。
「絢爛舞踏が有る限り、私は倒れないッ!」
「……ぅーん、やっぱり倒せないのかな……」
篠ノ之の口上を他所に一人ごちる未来は、九式・禍乃白矛に命令を送ると全基一斉に篠ノ之へと強襲――全方位からの打突攻撃を行う。
未来もその合間を狙い、アサルトライフルによる三点バースト射撃――また確実にエネルギーを削る。
「ッ……この程度の姑息な攻撃にやられる私では無いッ!」
周囲全方位に対して空裂の帯状の粒子攻撃を行うも、禍乃白矛に備わったエネルギーシールドがそれを防ぐ――だが、流れ弾はグラウンドに着弾、激しく地面が爆ぜると石礫が全員に襲いかかる。
――が、ラウラの部分展開した腕部からAICが発動、一夏を除く全員が石礫に当たらずにすんだ。
「いててッ! ら、ラウラ! 何で俺の方にまでAIC拡げねぇんだよッ!」
「貴様が離れた位置に居るのが悪い。 礫に当たりたく無いのであれば皆の後ろにいればいいだけのことだ」
「そんなカッコ悪い事出来るかよ。 男はどんな時だって逃げないものさ」
いつも通りそう言う一夏だが、皆の後ろに居たくないなら直ぐに白式を展開すれば良かった気がする。
そうこうしている間に、篠ノ之はいつの間にか五回目の絢爛舞踏を発動させていた。
――前二回がかなり早い回復だったが――因みに、この石礫の最中にそれだけ未来の猛攻があったという訳だ。
その後も未来は順調――と言えば良いのかわからないが、六回、七回、八回と篠ノ之に絢爛舞踏を発動させる。
だが流石に未来も消耗してるらしく、既にショットガンとアサルトライフルの弾は撃ち尽くしていて、勾玉型チャクラムの使用も無くなり、九式・禍乃白矛も周囲に展開したまま待機させていた。
エネルギー枯渇が近いのだろう――。
「飯山ッ! 今度こそ私は勝つッ! 応えろ、紅椿ッ!」
言ってから九回目の絢爛舞踏――瞬時加速で接近と同時に何度も多角的に攻める篠ノ之、それを捌く未来だが絢爛舞踏中に攻撃を行っても結局エネルギーを削る事は出来ない為、防戦一方になる。
そして――模擬戦終了のブザーが鳴る。
天照のエネルギーが底を尽き、金色に輝いていた紅椿はいつもの赤い装甲に戻
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